~人間及び人類の営み~
〇はじめに
白昼堂々、だったけ?
〇想起する作品
「ダーク・タイド」(2012)
「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」(2013)
「ホワイトシャーク」(2018)
「ホワイトシャーク」(2018)
「ディープ・ブルー3」(2020)
サメが2匹であることはもちろん、ゴムボートという運命共同体が2人のパドルさばきによって導かれる様を描き出す事での番いないし繋がりへの意識の向けさせ方は巧みで、
〇こんな話
サメも宇宙船地球号の一員なの(>_<)〇人類の営み
チャーリーはツマグロというサメを専門に研究する海洋学者だったが、ある時調査中に襲撃事故に遭い廃業。現在はその時担ぎ込まれた病院の担当看護師だったキャズと2人で、水上飛行機のチャーター及び観光ツアーを生業にしている。 しかし経営不振に陥っており、銀行からローン返済の催促の電話が鳴りやまない。そんな時上客からの依頼が舞い込み、真珠貝採取船が座礁したことでヘルズリーフと名付けられたビーチへと向かうのだった。
チャーターを依頼してきたのは超大金持ちそうな夫婦。女性の祖父が座礁事故からの唯一の生存者であり、その界隈で伝説となっているダイバーだそうで、遺言でかつての仲間たちが眠るビーチに遺灰をまきにきたのだという。
ビーチについて束の間、サメに襲われたと見られる無残な死体を発見。遺体が所持していたスマホのロックを指紋認証で解除したところ連れがいることを確認し、皆揃って救助に向かうことに。無事座礁した船と連れの遺体を確認することに成功するも、水上飛行機がサメに襲われ沈没、仲良くゴムボートで漂流することになってしまうのだった...
サメが2匹であることはもちろん、ゴムボートという運命共同体が2人のパドルさばきによって導かれる様を描き出す事での番いないし繋がりへの意識の向けさせ方は巧みで、
妊娠したことで結婚に踏み切り、妻にそして母になろうとする女性と、結婚はしているが踏み切れない、孫として祖父の遺言を叶えようとする女性を中心に据えることで、彼らの紆余曲折のサバイバルに心象風景を投影しつつ人間の営みへと昇華する目論見はシュウイツ。
環境問題やジェンダーといった昨今の世界的な動向や流行もあってか、行く行くは地球における人類の営みへの展望にも見えるラストはまたカクベツだった。
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