~どっちつかず~


〇はじめに

 主語がミラ・ジョヴォヴィッチになってるけどチャウからね・・・



〇想起する作品

 「キングスマン」シリーズ
 「007」シリーズ
 「ミッション:インポッシブル」シリーズ
 「ルパン三世」シリーズ
 「G.I.ジョー」(2009)

...その他数多くのスパイもの。


〇こんな話

 大元は「007」シリーズで数々のスパイものをベースに大体「G.I.ジョー」なちょくちょく「バイオハザード」。



〇中途半端

 危険且つ迷惑極まりないパフォーマンスで注目を集めるインフルエンサーフォンは、あるハプニングを機にテロリスト撲滅を掲げる国際特務組織ファントムに協力する、というか利用されることに...


 
セクハラ断固反対な情緒不安定な女性の身体の中のメカニズムや、インフルエンサーを取り巻くネットの賛否両論な声を可視化し、バイオテロという見えない戦いの様相にそぐわせるカタチで、今という時代の象徴を映し出す導入のセンスは好き。


 また、数々のスパイ活劇がこだわってきた、目的を達成せんがための飽くまでも手段としての、潜入であったり銃撃戦であったりカーチェイスであったり特殊武器に発明品といった洗練美を、「もっと他にいくらでもやり様あるでしょ」と目的が喪失し手段それ自体が目的化してしまっているチグハグで魅せる(イジり倒す)クドい笑いも中々好物。

 そんなひたすらな中途半端を受けての、明確な目的を掲げチームとして立ち上がる終盤の高揚感も見事。


 ただ、シリアスとコメディのバランスがあんまりで、どう反応したらいいのか困る場面がチラホラ。フリやフラグは十二分だがそれを回収する気概が散漫で、作品と鑑賞者の間に信頼関係を築けないまま、ラストも何の期待や展望も抱けずどうとでもできますよと曖昧な感じでぶつ切りな点は残念。どうせならもっと明確にふざけてよかったでしょ・・・



〇最後に

 総じては微妙だけど、各所で魅せる笑いのセンスは好き。

 ではでは・・・


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