~クリストファー・レイ監督最高傑作!!~
〇はじめに
さすがのマーク・ダカスコスも銃には勝てない。
〇想起する作品
「ダイ・ハード」シリーズ 「ホワイトハウス・ダウン」(2013)
この手の作品にはめずらしく日課や習慣となっている事象が他愛のないやり取りに始まり丁寧に組み込まれており、“普段”の日常を感じ取らせることに機能している。いつもとは違うナニカが起きようとしている予兆の演出が絶妙で、またそれがどこか懐かしさを覚えるものでついついニヤリとしてしまう。オークサイドで事件は起きない、スマホで映画でも観とけ、スライディング事件と諸々のわかりやすい絶対のフラグもうれしいサービス。
〇こんな話
ダイタイダイ・ハード〇史上最高傑作
退役軍人でPTSDに悩まされているジェイソンは、寒くなると痛む古傷を抱え医師である妻が勤める退役軍人(VA)第33病院に毎日(毎週?)通っている。タバコの習慣を絶ったこともあり、病院への道中はカフェでコーヒーを注文するのが日課の様だ。 正面玄関で待ってくれていた妻と病院へと入るも、毎日訪れる人間だろうと顔馴染みだろうと例外を認めず「入館のサインを~」とする警備の人間に引き裂かれ、独り診察室へと向かうことになるのだった。移動に必要不可欠な患者がいるにも関わらずエレベーターが故障しているという。
診察後、サッカーでチームメイトに怪我をさせてしまったという娘と合流し、家族3人水入らずでランチをする予定を立てていたものの、急遽要人の予約がねじ込まれ予定がキャンセル。ジェイソンは娘と2人サッカークラブへと向かおうとした矢先、何やら病院の周辺で不穏な動きが...
この手の作品にはめずらしく日課や習慣となっている事象が他愛のないやり取りに始まり丁寧に組み込まれており、“普段”の日常を感じ取らせることに機能している。いつもとは違うナニカが起きようとしている予兆の演出が絶妙で、またそれがどこか懐かしさを覚えるものでついついニヤリとしてしまう。オークサイドで事件は起きない、スマホで映画でも観とけ、スライディング事件と諸々のわかりやすい絶対のフラグもうれしいサービス。
常に非日常がある病院という舞台...平穏な日常を送ることが困難なPTSDを発症している退役軍人たち...PTSDの一因となっているテロ行為...テロ及びテロリストたちの動機...各々の被害への対応とその姿勢...
普段の雰囲気から日常の生活観からメインとなる非日常の事件へと段階的に繋いでいく工程がかなり丁寧に作り込まれている作品で、手放しに楽しいとは言えないがうまいなと思わせてくれる一本だった。
この監督の次作が楽しみになってきた。
ではでは・・・
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