~汚名卍解!~
〇はじめに
「ボルケーノ・パーク」(2019) のコンビじゃねぇか(笑)
〇こんな話
二度と同じ失敗は犯さない。汚名、卍解!!〇高かろう良かろう
高価(訳アリ?)な美術品を安心安全に移送することをモットーに且つ実際に定評のあるS.M.A.R.T.安保を生業にしていたダニーだったが、ある日ある時ゴッホのひまわりをゲンジュウケイカイで護送中ナニモノかの襲撃に遭い移送に失敗。品物も行方知れずで彼の業界での信用は地の底へと落ちてしまった。
安心安全を絶対視したい業界において、主人公ダニーが犯してしまった移送失敗のみならず品物を強奪されてしまうという失態は一番のタブーであるはず。そんな全く信用の置けない彼を頼るというのは如何なる理由があろうとも避けるべき事態なはずで。にも関わらず彼が選ばれるという状況は、案の定な裏があるにしても安直すぎて観てられない。
また過去に重大な失態を犯しているにも関わらず、二度同じ過ちは犯さないと啖呵を切っているにも関わらず、いざ新しいお仕事を開始してみれば緊急時における取り決めや段取りを一切行っておらずすぐさまオロオロアタフタ。
二の手三の手を用意していないのは致し方ないにしても、正規のルートを一本ズレただけで、話したこともない少女に恋するドローン少年の道案内が無ければ迷子になっちゃう土地勘はその道のプロとして致命的では( ゚д゚)?
スマートさへの意識は顕著であるし、アクションのスピード感や派手さは文句無し。しかし失敗の許されないミッションに対し、最低限あるべきプロフェッショナルな姿勢が一切感じられないのはいただけない。
終始美術品の扱いが雑なのも気がかりで、高かろう良かろう値段と価値は比例するのだってなただそれだけが重要で、劇中の人間たちというより製作者自身が芸術の価値に対して何ら意識しているモノが無いのだろう。なんともチープな作品だった、残念。
〇最後に
ただ一個だけ。実際のところどうなのかはわからんが、ノーヘル2人乗りスクーターながらも、ながらスマホの解消としてドローン少年の恋路を持ってきたのは評価したい。ベイビーはまだ気が早いだろうが頑張れ!!
ではでは・・・
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