~同じ地球の住人~
〇はじめに
アメリカでいう自由の女神像的なポジションのモノだと思ったけど、実際に建っているモノではないんだね。・・・あるの??
「TSUNAMI ツナミ」(2009)
「マグニチュード8.2」(2009)
「THE WAVE ザ・ウェイブ」(2015)
「カリフォルニア・ダウン」(2015)
「エンディング・ワールド」(2017)
「エンディング・ワールド」(2017)
「THE QUAKE ザ・クエイク」(2018)
〇こんな話
タイという国から環境問題を訴える。
〇タイから世界へ
2004年スマトラ島沖地震による津波被害から17年後、リゾート開発とそれに伴う自然破壊への抗議デモをバックグラウンドに、タイの首相が国際レベルでの環境保護条約の採択を受け、より一層の努力を各国に訴えていた。
一方その頃、海洋調査チームがタイ近海の海底火山の活動が活発化していることを確認。フィリピンのピナトゥボ火山の影響と見られ、インドネシアのクラカタウ火山も噴火の兆候が。もし噴火が起きればタイを大津波が襲うという。
また時を同じくして、津波で負った心の傷が癒えない青年が、1800年前、900年前と、900年周期で大津波が起きていることを示す地層を発見し、警鐘を鳴らしていた...
海という生活基盤及び経済基盤...それをぶち壊すリゾート開発問題...外国人の流入による薬物の横行...政治腐敗...、タイという国の現状と行く末、文化や風習・精神を軸に行われる環境問題へのアプローチ。
スマトラ島沖地震において揺れを観測しなかったにも関わらず、地震の揺れによる被害がほとんど無かったにも関わらず、津波により大被害を被った国タイ。
自然と人間の繋がりを守ってきた国だからこそ、地球という繋がりを他国の現象の余波による被害を身を以て知る国だからこその訴えを、外国人としてではなく、同じ地球の住人として受け取ってみては如何か。
〇最後に
ディザスターパニックとして吹っ切れたモノはなく、真面目な作りなわりに所々で考証が大雑把というかいい加減ではあるんだけど、良くも悪くもタイという国だからこそ描けるモノに注力した作品で、一考の余地がある作品だ。
ではでは・・・
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