メタル・トランスフォーム (2011)

2021年9月19日日曜日

2011年の作品 ジャケ:巨大ロボ ジャンル:SF 監督:ポール・ジラー 製作国:カナダ

t f B! P L

~酒場で除菌・殺菌・消毒と言えば?~


〇はじめに

 「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」(1978) の系譜を感じる。



〇想起する作品

 「ボディ・スナッチャー」
 「ノイズ」(1999)
 「スリザー」(2006)
 「グラバーズ」(2012)
 「X-コンタクト」(2015)
 「レプリケイト 襲撃」(2019)
 「ダスト・ウォーカー」(2019)


〇こんな話

 余所様の映画じゃ数秒で流されてしまう今や常識として定着した事象で作品一本作ってやる!!



〇知ってるくせに~(  ̄∇ ̄)σ(≧▽≦ )

 小惑星の衝突によって破壊されたロシアの人工衛星の残骸がナニカを付着させた状態で地球に落下。


 落下現場に逸早く(2番目だけど)駆けつけた金欠大工兄弟は、回収した残骸をお金に代えようとスクラップ屋に持ち込むのだった。


 スクラップ屋では街の100周年記念をお祝いしようと、ゴーレムの巨大像が製作されていて、


 なんやかんやあって残骸に付着していたナニカがゴーレムへと乗り移り、ゴーレムが動き出すのだった。


 街を出てった元カノの帰還、元カノは離婚してシングルマザーへ、娘は思春期、イライラ繋がらないネット、平和で退屈過ぎて事件を期待する保安官、立ちション中の無線連絡、多分保安官と恋仲の副保安官、2代目店主で経営不振の酒場、金にならない常連客、値段交渉...etc.

 「いい話と悪い話どっちが聞きたい?」、「クマは森でクソするだろ?」...etc.

 田舎町というシチュエーションあるあるにないない、何かと目にするようなしないような、耳にするような耳にしないような演出に言い回しの数々。


 日常から非日常への誘いが尽くこれでもかとモンスターパニック映画の定石通りのドストレートな展開でありながら、肝心の最終決戦へと向けたバクテリア退治の方法の模索において表出する、「酒場で除菌・殺菌・消毒と言えば?」という映画好きな方ならば誰もが即答できる問いに対しては、

 ハンドソープ!


 除菌スプレー!!


 漂白剤!!!


 と、尽く遠回り。何だかんだ壮大なことをやってるように魅せてしまうのがうまいポール・ジラー監督が、最終決戦に一番地味な演出を置きにきている当たり、この焦らしプレイは確信犯だろう。憎いね!!

 ホントは知ってるくせに~(  ̄∇ ̄)σ(≧▽≦ )、とニンマリ必至な、アルコール活劇をとくと堪能せよ。



〇最後に

 これはおもろかったなぁ~。今さらながら「アルマゲドン2012 マーキュリー・クライシス」(2011) は肩肘張らずもっとくだけて鑑賞すればよかったなと反省。

 ではでは・・・


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