~王道バトル漫画チック~
〇はじめに
「サイキッカー 超人覚醒」(2020) ってのがあるけど、あれとは何の関連も無い。
同監督の「KILL ORDER(原題)」と同一世界観の作品らしいがこれはこれでスタンドアローンだそう。
「X-MEN」シリーズ
「ストレイヤーズ・クロニクル」(2015)
「マインズ・アイ」(2015)
「ドクター・ストレンジ」(2016)
「HEROES」
「ARMS」
「東京喰種」
「とある科学の超電磁砲」
「とある科学の超電磁砲」
能力者の始祖的な存在がいて、世の能力者はそいつの分身かコピーだったみたいな話があったと思うんだけど思い出せない。
〇こんな話
王道能力バトル漫画チックな世界観を楽しみ且つ憂う...
〇能力バトル
サイセイ社なる企業が極秘実験により生み出した強化体と呼ばれる超能力者たちがある時研究所から大量に脱走。逃げ出した個体を一人残らず生け捕りにすべく、対強化体戦闘に特化したチームが編成された。 強化体を捉えていく過程で、チームを率いるジョージは殺人鬼としてプログラムされたはずの強化体の行動に違和感を抱くようになる。ある時逃げ延びるために人質を取る個体に遭遇したことでそれは確かな疑念に変わるのだった。またその最中、強化体による強化体連続殺人事件が発生し、容疑者を追う過程で独りの少女アンナと遭遇する...
強化体の有する超能力による過失致死と殺人行為...
サイセイ社からの脱走とサイセイ社からの解放...
オリジナル、強化体、レジスタンス、捕獲チーム、それぞれの目的とそれを達成するために用いる手段における利害の一致と相違を描き出す事で共闘と対立を促し、それぞれの立場それぞれの能力及び実力を有する人物が交錯する様に物語が設計されている。
生身の人間が強化体という脅威に対抗する手段の確立が描けているので、強化体同士の衝突を前に直接的間接的にその実力(個々のレベル)を推し量らせていく惹きは抜群で、その設計の自信に違わぬ各々の交錯その場その場のアクションには魅せられるモノがある。
キャラを最低限に絞り、修理工に携わるアンナという少女を中心に強化体の苦悩と葛藤を浮き彫りにし、破壊一辺倒の能力からこの世界を紡いでいく試みも素晴らしい。
素晴らしいのだが...、やはりもう少し能力の魅せ方にバリエーションが欲しい。生身の人間の対強化体戦闘も意図的に一律単純化し近接戦闘のみで描いているのだと思うが、彼らの戦闘スタイルの使い分けや中距離遠距離と捕獲に特化した様々な武器を描くだけで、より細かな線引きや比較が促されその印象は幾分か異なってきたはず。
王道バトル漫画チックで演出のツボを抑えていると感じるし、現役でスタントをこなす監督だそうで引出しの多さも感じさせる。この監督がこれからアクションを起点に紡ぎ出していく世界に魅入られたくなったのは確かだ。
〇最後に
取り敢えず「KILL ORDER(原題)」を観てみたいな。
ではでは・・・
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