~プールから病院へ~
〇はじめに
「プール」(2017) のマット・エスカンダリ監督作品。取り敢えずブルース・ウィリスは主役じゃないし、ジャケットの様に身を挺して女性を守る活躍は描かれない。むしろ女性が孤軍奮闘する。
「チェイサー」(2017)
「ハード・ナイト」(2019)
ではでは・・・
「ハード・ナイト」(2019)
〇こんな話
母を亡くし互いが唯一の肉親となった姉妹の確執の解消にブルース・ウィリスを添えて...〇プールから病院へ
どこかへと強盗に入った二人組。金庫を開けるも手前にあった大金には目もくれず、奥に隠してあった携帯電話を取り上げる。単なる強盗ではないという闇を醸し出しつつ、ここが彼らの最高潮。後はとんだ馬鹿な行動を繰り返すばかりでよくわからない。「ハード・ナイト」(2019) といい、これデフォなん?? 母を事故で亡くして以降、妹のエミーの親代わりを務めようと努力する姉のマディ(マディソン)。父親はおらず、頼れる親戚もいない様で、自身も学生(医学生?)でありながら妹が高校を卒業するまではと休学し、ウェイトレスとして働くことで何とか生計を立てている。クズ客にだって難なく応対、今は妹の事が何よりも大事。しかし母の死にトラウマを抱えており、うまく妹と向き合えずにいる。
周囲との違いや反応を気にしがちな年頃(16歳)の妹エミー(エミリー)。学校で笑われるからと吸入器を度々携帯せず、心理的要因から来る喘息の発作を起こしてはその都度入院を強いられている様。まだまだ誰かの助けが必要であることは明白であり、本人も姉が差し伸べてくれる手を喜ばしく思っているが、年頃であるのはもちろん、自身が姉の重荷になっているという憂いもあってか中々素直になれず、また姉側の事情も相まって互いにすれ違い反発を繰り返している。
この姉妹の確執とその解消がテーマであり、特には姉が閉鎖された病院内(TRAUMA CENTER = 外傷センター)を、血や痛みのイメージを終始付き纏わせながら汚職警官2人から逃げ惑い、そして立ち向かっていく中で...というのが主で、
やろうとしていることは「プール」(2017) と同じで、 アクションへの傾倒とこのジャンルにおいての一般的な病院という舞台への移行、そして1つの指針となるブルース・ウィリスを配置したことで格段に見やすくなったのだが、その結果ありきたりといった感情を強めるに至ってしまったのは少々残念だった。
バランスが難しいね。ああ言えばこう言うタチだからね・・・
〇最後に
同監督でまたブルース・ウィリスが関わってる「ナイト・サバイバー」というのもレンタル始まってるみたいなのでね、時期を見てまた機会があればそちらも・・・
ではでは・・・
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