~これはサメ映画というより~
〇はじめに
サメ(主役)に襲われることを楽しむパニック・アクションというより、サメを題材とした(脇役に追いやっての)ミステリー・サスペンス。 「アナコンダ」シリーズ
「ディープ・ブルー」(1999)
「ディープ・ブルー」(1999)
「ブルーサヴェージ」(2004)
「ザ・イースト」(2013)
〇こんな話
滅多に人を襲わないはずのサメの襲撃事件が多数報告され、スティーブン・マクレイは友人の依頼で調査に乗り出す。しかし依頼してきた友人と連絡が取れなくなり、サメの胃袋から彼の腕が発見される...
「自身の将来を左右するだろう博士号取得のための大詰めな学位論文」か「見知らぬ地で起きた異様なサメ襲撃事件の調査」か...
「研究の意義」と「研究に必要な費用」と「パフォーマンスとスポンサー」と「成果と助成金」と「研究により得られる利益」と「研究による金儲け」...
「がんの治療」~「サメによる犠牲者」...
「地域経済の要である観光業及び漁」と「サメ騒動」...
「漁師(本業)」と「タクシー運転手(副業)」...
「ズタズタの経済」と「金貸し(投資)」と「地上げ」...
「コイサン族(原住民)」と「漁師たち(地元民)」と「研究所のアメリカ人(部外者)」...
「ダイビング用のダイバーズウォッチ(事故)」と「陸上生活用の時計(事件)」...
正反対な選択肢と選択、一見無関係、一見善意、一見対立するそれぞれの事象の散りばめ方と、それを繋げていく結び付けていく様が非常にコンパクトにまとめられており面白く観られた。
ただ...、これをサメ映画というジャンルに括るかは悩ましいところ。
〇最後に
続編で「ディープ・ライジング」(2000)、「ディープ・ライジング コンクエスト」(2002) があるんだけど、2作目が店頭に無かったので飛ばして3作目を観ます。
ではでは・・・
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