~オープンワールドゾンビ~
〇はじめに
「ブッシュウィック 武装都市」(2017)
〇こんな話
ゲーム「デッドライジング」の実写映画化。〇オープンワールド
物語の導入として描かれるゾンビとの戦闘において、「んなもん道端に頻繁に落ちてるか?」という物を手に取り武器として使用したり、「んな馬鹿な(笑)」というゾンビへのダメージ判定(というかなんというか?)を魅せることで、元となっているのはゲームであり、そのゲーム性を楽しませることを重要視していると前置いたのは好感。 また、場面と場面の繋ぎ、俯瞰視点を含めそれぞれの視点において、人物(キャラクター)やアイテムの特徴や個性、なにより配置に徹底した気遣いが見られ、閉鎖された1つの街という空間把握を促す魅せ方をしてくれるので、見舞われる事態の前後関係が読み取りやすいし、人物の心情もまた。
さらにはワンカットでのゾンビ無双もどきも相まって、リアルタイム同時併行で進行していく、まるでオープンワールドをプレイしているかの様な錯覚を覚える演出の数々は、さらにそのゲーム性を惹き立てている。ゾンビ映画というジャンルでこういった演出は今までに無かったのではないだろうか。単に私のデータベース不足か?
ただそのおかげで、びっくり要素が皆無っちゃ皆無なのでそれが良いのか悪いのか・・・
街の中と外でのすっとぼけた温度差や空気感を交え、テキトウにジャーナリズムと陰謀論を添えているのかと思えば、上記の演出が“ウォッチタワー”と実に相性の良いもので、ちゃんと練られたモノだったのだと勝手に納得。
でもフランクふざけすぎじゃない? でもでも食べられたいのは同感!!
〇最後に
続編あるみたいなんだけど、何で日本で展開されてないのよ~。「デッドライジング」って空前のブームになってたよね? どこかでご縁があるといいな。 ではでは・・・
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