~絶対に見捨てない!!~
〇はじめに
全く統率が取れてねぇ、ぐっちゃぐちゃじゃねぇか(´・ω・`)
〇想起する作品
「ニューヨーク1997」(1981)
「ドゥームズデイ」(2008)
「REDCON-1 レッドコン1 戦闘最大警戒レベル」(2018)
ではでは・・・
〇こんな話
俺たちネイビーシールズ! 絶対に仲間は見捨てない!! 一緒に帰るぞ!!!〇漢気は感じる
ムササビ降下から始まった訓練を、チームが上下前後左右統率連携のとれた動きで着実に進んでいく中、静止の指示が出ていたにも関わらず仲間の援護を待たず単独で突っ込んでしまったネイビーシールズ新人隊員のAJ。 もしこれが実戦であれば、自身の命のみならず仲間の命さえも危険に晒していただろう失敗に、彼は罰としてトラックに磔にされ、チームへの歓迎を受けるのだった。
また彼には家で帰りを待つ身重の妻がおり、まだまだ絶対に死ぬわけにはいかない理由が存在する。そんな矢先、所属チームがゾンビタウンからの副大統領救出任務を言い渡される...
ネイビーシールズの隊員たちは、チームという横の繋がりを、仲間の命を絶対的に重んじている。任務の成功が大前提ではあるが、誰一人欠けることなく帰還することが一番に望まれることだろう。
しかし副大統領救出の命においては、何を置いても任務の成功が絶対条件であり、その過程で命の優先順位が問われることになり彼らは葛藤と混乱を余儀なくされる。
そんな中彼らは自分たちが掲げる信条をどこまで貫けるのか?というのがテーマであり、そしてそれを賞賛礼賛することが目的なのだろう。作品から溢れる漢気は物凄いモノがある。
しかしこのテーマを描くに当たっては、任務を分ける(追加する)必要は無かっただろうし、むしろ分けたことで彼らの見落としやミスの方が際立ち、任務に対する姿勢に疑念を抱かせることになってしまってはいないか。それに何より、訓練で見せた統率と連携を微塵も感じさせない実戦のグダグダ感は致命的だと感じる。
また、全容解明のためと隊員たち(の所持する自動小銃)につけられたカメラとは別に、記者たちがカメラを回しており、隊員たちの視線、隊員たちを捉える視線、また隊員たちが向けないモノへの視線、と分けて描いているのだが、この作品はPOV作品では無いにも関わらず、隊員たちを礼賛賞賛する1つの目的以外に機能させていないのが気がかりで仕方がなかった。
〇最後に
漢気はほんとにすごい感じる作品なんだけど、それだけが先行してしまったように感じる。まぁそれだけを描ければ御の字だったのかもしれない。ではでは・・・
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