~使う人次第~
〇はじめに
ジャケはいかにもノンストップアクション!!
〇想起する作品
「ユニバーサル・ソルジャー」(1992)
「亜人」(2017)
「AI崩壊」(2020)
「ブラッドショット」(2020)
ではでは・・・
「ブラッドショット」(2020)
〇こんな話
難病治療を信念に掲げた男の、負傷兵の治療を目的とした技術が、大量殺戮大量殺人兵器を生み出す... フェニックス社は軍事利用(といっても負傷兵の治療)を目的として研究してきたバイオニック義肢を民生利用したいと公表。他社を寄せ付けることのない世界を一変させる可能性を秘めた革新的技術に、世間では倫理上の問題があるのではないかと論争が巻き起こった...
しかしこの技術が開発されたのは10年前であり、今は新プロジェクトが始動、世間には一切知られることなく不死身の最強兵士を作るべくナノマシンの開発が進行中だという。治験も上々であとは人体実験を残すのみというところまで漕ぎつけたところ、恰好の被験者候補が1人...また1人...
戦場で負傷し生死の境を彷徨った兵士にナノマシンが注入され見事に生還。実験は成功に見えたのも束の間、何かに憑りつかれた様に暴走を開始。研究所を脱走し市街地で殺戮を繰り広げた。捕獲に向け用心棒稼業のキャムが動き出すも難なく撃沈。彼もまたナノマシンを注入され...
近接戦闘において絶対的な力を魅せるも止む無く正面からの銃弾に沈んだ、命令とあらば殺人も辞さない任務完了まで確実に遂行する、猫に懐かれるイチ兵士。
圧倒的体格差を全く問題としない対人戦闘のスペシャリストだが、死角からの銃弾はさすがに避けられない、用心棒として絶大な信頼を得る、絶賛離婚問題混迷中のイチボディガード。
そんな2人が銃弾をものともしない不死身の身体となったことで繰り広げる攻防は見応えがあるものの何分見せ場が少ないのが残念。
しかし、悪とされる兵士に「戦う気は無い、俺は味方だ」と油断させ殴りかかり鉄パイプでボコボコにする、善とされる主人公を描き出すことを皮切りに、一見対極に位置する2人の境界線を曖昧化し、
諸悪の根源をスルーして行われる根本的な解決が一切図られない最強対決から明かされていく彼らの背景や目的、突き動かされる動機を以て、「銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ」に通ずるいや派生する、これからのAI技術の発展と進化から表出してくる(表出している)だろう諸問題への問いかけとする落としは見事、いや普通だった。普通でもないな・・・
〇猫
屋台の周囲でご飯にありつこうとする猫。
不死身の兵士と一緒にご飯を食べる猫。
〇最後に
普通に戦闘シーンは迫力があるからそちら主体で観たかったな。この監督の別作品も手を出してみるかな。ではでは・・・
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