インモータル 不死身の男 (2019)

2021年5月30日日曜日

2019年の作品 ジャンル:アクション 製作国:ベラルーシ

t f B! P L

~真実の捉え方~


〇はじめに

 ジャケから勝手に想像できるアクションの十分の一も無い。



〇想起する作品

 「ボーン」シリーズ


〇こんな話

 【ブリナーゴラニ【マリシェフ】【ルプツォフ】【サマリン】【ポルトノフ】【オルガ】【ペトル・コンスタンチノヴィチ】...etc.



〇真実の捉え方

 シリアで行われるという武器商人【ブリナー】とISISの指導者【ゴラニ】の取引の監視及び阻止、逮捕を【マリシェフ】大佐から命ぜられた【ルプツォフ】少佐率いる部隊が消息を絶つ...


 全滅したと思われていた部隊だが、1年後(?)記憶が失われた状態の【ルプツォフ】少佐が保護されベラルーシ(?)に連行されてくる。そんな彼の尋問を担当することになったのが【サマリン】と【ポルトノフ】という男性2人とISS(情報安全保障局)所属の【オルガ】という女性で...


 MM号取調室の中でルプツォフ個人の記憶が辿られ、MM号取調室の外で彼に関する記録が照会されていき、MM号取調室という一室(二室)からいったい彼に何が起きたのか、任務の詳細や陰謀の全容に迫っていく導入に始まり、

 最初の取引現場やルプツォフの逃走と追跡において、当事者の目線、スコープ・双眼鏡越しの目視、衛星画像、ドローン、監視カメラ、無線、と1つの現場を多角的多面的に捉える画作りが為されている。


 構築されていた1つの真実に、時間的前後関係と空間的大小関係といった奥行きを交えることで、その場その時で誰に焦点を当てるかで見るべき対象によって、見方見え方が異なってくるだけでなく、行く行くは反転し得るというところがポイントなのだろう。

 それらを踏まえ話をダダッピロゲルダケダダッピロゲタ挙句の家族という繋がり(愛)への収束は素晴らしかった。

 素晴らしかったのだが・・・


 単純な慣れの問題なのか、無意識なところにある苦手意識や差別意識なのか、作品にアプローチする上で肝心な、その人物の顔と名前が全く一致していかず、相関関係の構築と把握が実に難解。

 作品上話が整理されて行っているのだろう工程は容易に理解できるのだが、人物の把握ができている前提で為される会話、そしてその会話の中で当然の如く出てくる名前に、混乱に次ぐ混乱が生じ混乱を極めていく様はほんとのほんとににしんどかった・・・

 ムスリムはノンアルコールビールOK!!



〇最後に

 外国の作品のみならず、日本の作品ですらたまになるからなこの現象。どうすれば解消できるのだろうか。まずは受け入れるということだろうか。

 ではでは・・・

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