~原住民ワニ~


〇はじめに

 「クロコダイル」(2000) の続編ではない。「レプティリア」(2000) の方の続編だそうで。


〇想起する作品

 「乱気流 タービュランス」(1997)
 「フライトSOS ロスト・イン・ザ・パシフィック」(2016)
 「キングコング 髑髏島の巨神」(2017)
 「シン・ランペイジ 巨獣大決戦」(2020)


〇こんな話

 銀行強盗 ➡ ハイジャック ➡ ワニワニパニック



〇侵略者人間

 華麗に銀行強盗を終えた一癖二癖三癖ある男たちが搭乗する機が嵐に巻き込まれ、離陸した空港へと引き返すことに。しかしそれじゃあ困るぜと彼らはハイジャックを敢行。飛行機はそのまま嵐に突っ込み海上(沼地?)へと真っ逆さま...


 墜落した機は何とかどこかへ漂着。強盗犯たちは、客室乗務員、弁護士、雑学王と色とりどりな生存者たちを脅しながら、逃亡を掲げ大金を抱えさせ、その場を勝手に取り仕切り始める。そんなところにワニが襲撃してきて、強盗犯たちはありったけの銃弾をぶち込みそのワニを殺してしまうのだった...


 墜落した場における最初のワニの襲撃は、後の伝説の話もあり原住民と侵略者(彼らの土地を踏み荒らす者)という位置づけをはっきりさせることが主であるのだろう。

 そしてそのワニを人間が殺すという行為を以て、別の個体にいったいどんな動機を与えてしまったのか? を示唆することでワニと人間との、喰うモノと喰われるモノという序列を揺らがぬものとする狙いはピカイチだった。


 また、敵対するワニとの間だけでなく、生存者たちの間柄故に様々な思惑が交錯し駆け引きがあり争いが絶えないことでの様々なワニワニパニックシチュエーションの構築は中々に見応えのあるものだった。


 ラストに関してはどうなんだろうね。伝説では独り生き残ったとなっており、今回は復縁しようとしているカップルで、一概に絶望でもないようなそうでもないような。ちょっとした余韻のためのインパクトというかアクセントだっただけなのかも。


〇疑問

 ようわからんかったんだけど、


 ダイエットコーク頼んでこれって何かのネタなの?


 右と左の混乱話をちょっと茶化しただけ??


〇最後に

 「レプティリア」(2000) にもいつか出会えることを祈って・・・

 ではでは・・・

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