~先発、中継ぎ、抑え~
〇はじめに
このジャケ詐欺は惚れるレベル。
〇想起する作品
「デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森」(2012)
「イグジスツ 遭遇」(2014)
〇主人公の交代劇
キャンプにしけ込みにきた無防備な男女が無惨にも殺されるオープニングを受け、その怪物の取材だか調査に来た男と、自動小銃を携えた土地勘のあるガイド兼ボディガードですら、と段階を魅せることでその後に訪れる者たちの行く末を憂う導入はココロオドル。
妻に浮気され傷心中の友人を励ますために企画された男友達4人のキャンプという当事者だったら楽しいけれどただの傍観者からしたら何も面白くないシチュエーションと聞き困惑するものの、予定を承知していたにも関わらず当日の朝になって猛烈な構ってアピールをする妻に引き留められる、唯一行かないという分岐が許された主人公感を醸し出す男の出現で期待はオオイニフクラム。
そんな期待を余所に、女の干渉を受けずに男だけでヒャッハーだぜと目的地までの道のりは盛り上がるも、いざ到着してみれば触れて良いラインがわからず終始どんよりムードの男だけ4人。また最初の主張はどこへやら、影を潜め始めるなぜかデザートイーグルを持参し訳も分からず撃ち始める以外特にイベントが無い主人公格...
話の広げようがなかったのだろうか、突如女性4人グループの華を添え、始まる4対4の合コンキャンプにはもう大狂乱。
主人公が交代を余儀なくされるカタチで、唐突に女性嫌悪に陥ってる傷心男子の葛藤を描き始めるのもワケワカメ。かと思えば彼もまた...
先発、中継ぎ、抑えとまるで野球のピッチャーの様な、デザートイーグルが託されていく主人公の交代劇にあっと驚かされるものの、それに意図が感じられないのが大分しんどい。
ガイドの男曰はく、その怪物は長い眠りから覚めただとか意図せず怒らせただとかそういう理由が別段ある訳ではなく、むしろその界隈では有名なヤツらしく、そいつ目当てに観光客も訪れるとか何とか。
えっ・・・、あの人たちはなんで知らなかったん? そもそもキャンプにしても軽装備すぎるでしょと。
もうよくわからん。
〇最後に
話の大筋すら無かったんじゃないかと疑ってしまう。多分誰かにはわかるだろう小ネタもあるんだろうけど私には理解できんかった、無念。
ではでは・・・
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