~大事なのは家族~


〇はじめに

 原題:「LAVA STORM」

 LAVA STORM なんて劇中で起こったっけ? 噴煙ってことなのかな??



〇想起する作品

 「風の谷のナウシカ」(1984)
 「ダンテズ・ピーク」(1997)
 「ボルケーノ」(1997)
 「デイ・アフター・トゥモロー2020」(2019)


〇こんな話

 坑道(鉱山)で2人の若者が死亡...


 その周辺で灰が降り始めた...


 川の水を押し退けるかの様に溶岩流が闊泳...


 いつの間にか街は溶岩流に飲み込まれた...



〇対策

 雪崩を発生させる大砲でダムを崩壊させ、その放流で溶岩流を止める...


 この案は「ダンテズ・ピーク」(1997) から持ってきたんだろうな。


 すごいブレてる~


〇愛こそ全て

 メインとなるのは、番いを亡くした独りの祖父と、離婚の危機に陥っている父と母、反抗期(思春期)で反発ばかりしている息子(長男)と娘(次女)の5人の家族ドラマ...


 この5人以外登場人物は存在せず、彼らの内面へのアプローチを優先すべく、早々に外部との通信手段をシャットアウトし、物語を成立させるべく、閉鎖的な場所以外は基本寄りの画で話が紡がれていく...

 またこの内へ内へと閉じ籠りがちになってしまうことへの解消としてだろう、口を開けば地域住民がどうの、生存者がどうの、世界がどうの、食物連鎖がどうの、地球がどうのと、描かれもしない、最悪居もしない外の世界への憂慮に事欠かない...

 家族ドラマ単体としてはアプローチしやすくあるのだが、肝心の火山現象がどこで何が起きているのか全くわからず、また現象とその被害との地理的な繋がりが一切築かれないので、(同じ世界であることを以て)それに立ち向かう上で見出されていくはずの家族の絆以前に、この家族が世界から隔絶された存在であるかの様に思えてしまう...

 外界との繋がり...通信手段が機能していないと言いながら、なぜか衛星にアクセスでき、火山現象とその被害の詳細データを入手でき、それを基に打開策を導き出してしまう様で、そういった調和や繋がりを描こうとする気概の無さが現れてしまっているのも至極残念...



〇最後に

 エンドロール前に出てくるんだけど、これがこの作品の言わんとしていることみたいですよ・・・


 なんだかなぁ~(^^;


では明後日(^^)/




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