~取捨選択~
〇はじめに
中国産モンスターパニック映画が盛り上がり始めて割と経っただろうか。これも舞台を火星にしただけのその系統だった・・・
〇想起する作品
「テラフォーマーズ」
「ディープ・ブルー」シリーズ
「レッド・プラネット」(2000)
「ザ・コア」(2003)
「プロメテウス」(2012)
「エウロパ」(2013)
「ラスト・デイズ・オン・マーズ」(2013)
「ラスト・デイズ・オン・マーズ」(2013)
「オデッセイ」(2015)
「エイリアン コヴェナント」(2017)
「ライフ」(2017)
「マーズ・コンタクト」(2018)
〇こんな話
火星への移住を実現すべく世界各国が総力を結集し火星移住計画同盟を結成。各分野の第一人者が集結し火星において動植物の実験が行われていた。
なんやかんやあり火星を脱出する必要に迫られるのだが、いつからか上空を回遊していたクジラと思しき巨大生物に行く手を阻まれてしまい、科学者たちは脱出及び生存手段を奪われ火星に取り残されてしまうのだった。
同盟はアメリカ、日本、ロシアなどに救援を要請するがさすがの大国もお手上げ状態。そこでエウロパ探査に向かう途中で丁度火星の近くを航行していた中国船万戸に白羽の矢が立てられる。中国にまかせんしゃい!!
導入における嵐の中での火星脱出は諸に「オデッセイ」だし、火星の上空と地上での役割分担は「レッド・プラネット」だし、居住区におけるモンパニは「エイリアン」シリーズなり「ラスト・デイズ・オン・マーズ」なり他にも色々あったと思うし、隕石に付着していた生物は「ライフ」だし、どことなく「ザ・コア」っぽいなとも思ってたけどクジラの件が諸にソレ。
SF映画好きなら観たことあるかもしれないネタの嵐はココロオドルし、今までのよくわからずに真似するだけだった単なるパクリとも言い切れないネタの活用はこの分野における中国映画の革新を予感させる。しかし結局のところこの作品のジャンルが、昨今の中国産モンパニに帰結してしまうのはなんとも残念なところ。
だがしかし、
エウロパか火星か...人類の躍進か目の前の命か...惑星の地球化か人類の火星適応か...自らの使命か我が子か...地球か火星か...
根底にある取捨選択の問いが、生命の進化史において働いてきた何かしらの力を際立てつつ、人間においてそれは愛であるのだと帰結する様はカンルイヒッシだ。
〇最後に
単なるパクリではない行程に進んだ気がする。かなり脅威になるぞ。
ではでは・・・
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