コンティニュー (2020)

2023年1月7日土曜日

2020年の作品 ジャンル:SF 事象現象:ループ 製作国:アメリカ

t f B! P L

~まるでゲーム~


〇はじめに

 まるでゲームをプレイしたかのような映画。



〇想起する作品

 「スモーキン・エース」(2006)
 「今日も僕は殺される」(2007)
 「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)
 「亜人」(2017)
 「タイムトラベラー」(2017)
 「デイ・ブレイク 奪われた明日」


〇こんな話

 だいたい「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。



〇死にゲーとマルチエンディング

 元デルタフォースのロイはある日を境に自分が死に至ることでリセットされる1日を繰り替えすようになっていた...


 初見殺しへの驚きに笑い、慣れに読みそして呆れとイライラ。

 最初は苦戦を強いられたポイントやテクニックがタイミングやコツをマスターできたらあら簡単。

 反復を繰り替えす内に、意識的に気を付けていたことが無意識にできるようになり、余裕ができた分その無意識の間に別のことを考えたり、視野が広がり新たな発見があったり。

 しかし新しいことを覚えると、そちらに意識が向いてしまい今までできていたことが抜け落ちてしまったり。


 死ぬことが前提、試行回数を積み重ねる前提の
停滞と進捗のループという死にゲーの様相は、
ゲームをプレイするが如く非常に共感しやすいし、 

 1つのルートだけではトゥルーエンドへと辿りつけない、異なる分岐や選択から情報を収集し、多角的にその事象へとアプローチし真実を導き出していくマルチエンディングゲームの様相を掛け合わせたことで、
家族のお話に花を持たせておりドラマとしての仕立ても中々。

 
 ゲームの世界を堪能した後のプレイヤーの感情へと、エンディング後ラスボス前のセーブへとリセットされるあの感情にもまた寄り添わんとするラストまで鑑みるに、 

 昨今の、まるで映画をプレイするマルチエンディングゲームとは対となる、受動的な映画という媒体ながら自らゲームをプレイした気になれる映画として評価したい。



〇最後に

 マルチエンディング映画もいずれ・・・??

 ではでは・・・


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