ラスト・デイズ・オン・マーズ (2013)

2020年12月27日日曜日

2013年の作品 ジャンル:SF 病変:ゾンビ 舞台:火星

t f B! P L

~溝田産業~


〇はじめに

 リーヴ・シュレイバーとゲイリー・シニーズって似てるよね。これで両方火星行ったことになるな。



〇想起する作品

 「エイリアン」シリーズ
 「遊星からの物体X」(1982)
 「ミッション・トゥ・マーズ」(2000)
 「レッドプラネット」(2000)
 「ゴースト・オブ・マーズ」(2001)
 「アライバル ファイナル・コンタクト」(2003)
 「アポロ18」(2011)
 「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(2011)
 「プロメテウス」(2012)
 「X-コンタクト」(2015)
 「オデッセイ」(2015)
 「ライフ」(2017)
 「シー・フィーバー 深海の怪物」(2019)
 「無人惑星サヴァイヴ」


〇こんな話

 今日は火星滞在最後の日、やっと地球に帰れるなりよ~。



〇地球生命体

 地球を発ち6か月間宇宙船に揺られ到着した火星において6か月間滞在し、また6か月間かけて地球へと帰還する任務を担った、それぞれに得意分野を抱える凸凹なクルーたちのお話。今日は6か月間の火星探査任務の最終日。火星を後にし、地球への帰路につく日...


 6か月という限られた期限に追われ何も成果を上げられなかったと憤る者、それを尻目に世紀の大発見を独り占めにしようとする者、地球への帰還と愛する家族との再会を心待ちにする者、PTSDを発症し帰路への不安と恐怖に苛まれる者...


 クルーを率いるがなぁなぁになりがちな隊長の意思決定(苦悩と葛藤)を筆頭に、火星という過酷な環境において剥き出しとなる人間のエゴを際立てつつ、

 そのエゴの衝突(乖離)と一致を、宇宙船やローバーという1つの方向へと向かう乗り物、居住区という同じ空間、火星探査任務という同じ目的の中にあるモノとして描き出し、同じ括りの中に存在する異なる意思の1つ1つであるとすることで、

 彼らが見舞われる悲劇へと、人間(宿主)と微小生命体(ウィルス?)の関係性へと同期させ、いわゆるゾンビものの様相に落とし込んだのはうまい


 また、微小生命体の第一目的を宿主への感染ではなく、宿主となる存在を殺害すること(ないし部外者を排除すること)と観せることで、肉体的な生と死の境界線を際立て、死後存在を証明できるかもしれない魂というスピリチュアルな事象への展望は興味深く、


 さらには、人間(宿主)と微小生命体(ウィルス?)のミクロな関係が、地球と火星とのマクロな関係においては、原住民(微小生命体)と侵略者(人間)という逆転する関係性でもあるのだと投げかけることで、「人間とは?」とする問いかけへと収束させるのも何とか頷けるものだった。



〇最後に

 このチョイスは何か理由があったのかな? 溝田さんって人が作品に関わってるとか?


 ではでは・・・


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