~東洋版ファンタスティック・ビースト~
〇はじめに
ラストバトルになっていきなり特撮ヒーローアクションになるのは笑っちゃう。〇想起する作品
「ファンタスティック・ビースト」シリーズ 「ブレイド」シリーズ
「ラスト・ウィッチ・ハンター」(2015)
〇こんな話
西洋における「悪魔」「ゴースト」「魔法」の概念で形作られた世界観を、東洋の「妖怪」「幽霊」「妖術(魔術)」に置き換えての、ざっくりとは東洋版「ファンタスティック・ビースト」。
〇若干「ブレイド」も
人の目には見えない魔物(怪物?モンスター?)と、独り孤独に人知れず人の目を掻い潜り人気の無い場所で戦うモンスターハンター(怪物ハンター?対魔忍?)な主人公。
同僚に馬鹿にされながらもモンスターの存在を信じてやまない、華々しい魔術ショーの稼ぎ頭でそれはそれは大勢のお客の注目を集めるヒロイン。
そして、富・名声・力を想うままにするヒール役かと思いきや、それに違わない能力を兼ね備えまたそれを正当に評価されたに過ぎない、センスや感性が尽くズレているだけのピュアでロマンチストなヒロインに猛烈なアプローチをかける主人公の恋敵となる男。
社会的信用の無い本当の魔術師、観客を魅了する見せかけの魔術使い奇術師、科学捜査に長けた社会的地位のある警察副局長という調和がとれ息の合った、しかし恋愛模様においては三角関係で歪な3人が織り成すコミカル且つ軽妙な掛け合い、核心をついたはたまた見当違いな推理ショーはなかなか面白い。
またその運命を共にすることとなる3人の邂逅を、見せかけと本質が同居する魔術ショー(要はマジックショー)という場に設定しており、作品の題材やテーマに沿わせているのも中々シャレていて素敵。
ただ...、魅せ場となるだろう対魔アクションシーンがイマイチ映えず、ラストバトルが特撮ヒーローもので観たことがある良く言えば味のある、悪く言えばチャチくなってしまってるのは残念なところ。だがしかしもう少しこの世界に浸っていたいなと感じさせてくれたので、次作に期待したい。
〇最後に
続編も追いかけたいけど、日本に入ってくるかな~。そもそも製作されるかがアレだったりするのか? ではでは・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿