~王道ホラーの転換期へ?~
〇はじめに
ジャケのシーンは無いし、黒髪女性は出てこない。
〇想起する作品
「悪魔のいけにえ」シリーズ 「サランドラ」(1977)
「missing ミッシング」(2002)
「蝋人形の館」(2005)
「ヒルズ・ハブ・アイズ」(2006)
「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」(2010)
〇こんな話
猟奇殺人鬼ものの世界観でヴェロキラプトルとモンスターパニック。
〇王道の変容
コメディアンであるジュリアは、ロサンゼルスで行われる自身のショーのため、親友でありゲイであるカイルの下手くそな運転で辺境より会場を目指していた... 案の定事故り立ち往生。助けを求めゴーストタウンをウリにしようとしている辺鄙な街を訪れるが...
アメリカンドリームを掴めるか否かというジュリアの憂鬱、もし“○○していたら”“××していなかったら”とする岐路・分岐、一見カップルな2人と明らかに怪しいおっさんというそのシチュエーションに似つかわしい、見事にマッチする組み合わせにより、「悪魔のいけにえ」や「サランドラ」といった猟奇殺人鬼ものの様相を呈しつつも、
殺人鬼の役割をヴェロキラプトルに担わせ「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」の様な勘違い系ホラー要素を併せ持たせたことで、そのジャンルにおけるそれぞれのキャラクター(...男性像、女性像、殺人鬼像諸々)とその役割の配置転換を可能とさせたところが見どころだろうか。
昨今の潮流ありきだからこそのアイデアととれ、ホラー映画の在り方魅せ方の転換期の訪れを予感させる、いや体現する一本になるに違いない。
ヴェロキラプトルだからこそのアイデアだったんだけど、ティラノサウルスでもなにかアイデアがあるのかね? 監督の次作「ジュラシック S.W.A.T 対恐竜特殊部隊」に期待してもいいのか? 前作なのか??
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