呪術大決戦 (2021)

2022年2月23日水曜日

2021年の作品 ジャンル:ファンタジー 製作国:中国

t f B! P L

~万物には因果がある~


〇はじめに

 万象一切灰燼と為せ



〇想起する作品

 「NARUTO」
 「ドクターストレンジ」(2016)
 「呪術大戦 陰陽五派 火龍VS白虎(2020)
 「バトル・オブ・ダンジア 魔獣大戦」(2020)


〇こんな話

 呪術大決戦!!



〇森羅万象の輪

 おめでたい結婚式という場にも関わらずその場の主役であるにも関わらず、賑わう招待客を前に咳き込み息苦しそうな新郎親子。新婦がどうやら妖術使いだったようで対峙(退治)すべく馳せ参じた茅山大師の雲凌(うんりょう)がなんとかやっとこさ華麗に撃退。かと思いきやそれは夢で、彼の現実における立場はというと...


 その日は新しい茅山大師を決定する大会が開かれる日で、雲凌の兄弟子である雲崇(うんしゅう)・雲炎(うんえん)・雲玄(うんげん)の三人の中の誰が、茅山の宝であり大師の証となる元気丹なるモノを授かるに相応しいのかが試されようとしていた。


 自他共に雲崇が認められようとしたその時、当初から参加する気があったのか、そもそも参加資格があったのかすら定かではない雲凌が、大幅に遅刻して空から舞い降り元気丹を飲み込んでしまい大波乱...


...にはならず、万物には因果があると先代の大師のお墨付きを得、晴れて雲凌が大師と認められるのだった。その矢先、なんかどっかで問題が起きている様で、先代は新人大師と兄弟子3人に4人で協力し民を救いなさいと言い残し旅立たれていく。


 いざ妖怪退治へ!!


 万能出木杉忠実誠実雲崇、良く言えば懐が深く寛容悪く言えば日和見事なかれ主義雲炎、雲凌の腐れ縁ジェラシー雲玄、うっかりドジっ子雲凌、清楚系ツンデレヒロイン、雲炎と雲玄の兄弟関係、前後後前仮面男、あんたがボス?如何にもボス、どこ顔どれ顔クモ...


 勝手に雲凌だいじょぶかぁ~?、足踏んじゃった!、
茅山大師の自認自覚と他認他覚、弟の茅山大師なりたい問題の兄の解決法、ツンデレ恋路と行く末...


 場面と場面の繋がりにおいて、また同じ画角において一見似通った一見対となる事象の数々が並列且つ同居する様な画作りが徹底されており、

 それぞれに得意な分野に属性に技に武器がある、それぞれに特異な性格を持ち合わせた、凸凹なキャラクターたちが織り成すすれ違いに勘違いなコミカル且つシリアスなコントを展開することで、

 それらをなんだかんだ帳尻が合うように、調和がとれるように、 


 寿福は無限、天道には道理あり

 偶然などない、万物には因果がある

 白虎を並べ、朱雀を召喚、玄武は帰り、青龍は天へ

 無極が太極となり、太極が陰陽を生む、陰陽が四象を起こし、四象が八卦をもたらし、八卦が万物を生ずる

 黒は万象の始まりであり終わりである

...と先代の言葉の如く、森羅万象の輪を説いていく物語は、うん。オモシロカッタ。



〇余談

 最後まで主人公の顔に見えんかった・・・



〇最後に

 「呪術大戦 陰陽五派 火龍VS白虎」となんか被るし、中国のファンタジー映画は全部同じ様な構成で区別がつかなくなるな・・・

 ではでは・・・

このブログを検索

Wikipedia

検索結果

アーカイブ

QooQ