エクストリーム・バレット 極限死闘 (2020)

2021年10月9日土曜日

2020年の作品 ジャンル:アクション 製作国:中国

t f B! P L

~タイトルの割に回りくどい~


〇はじめに

 無駄に派手にカッコよく、また人によって状況によって都合良く弾が当たり都合良く弾が外れる演出は、アクション映画というジャンルが洗練されていく工程で必要な段階なのだろう。



〇こんな話

 麻薬の売人はクズ。麻薬ダメ、ゼッタイ。



〇回りくどい

 麻薬組織14Dを壊滅させる鍵となる幹部の名簿を内通者から入手した泰雄集団のチャン(バイシオン?)社長はその5日後、名簿を警察へと引き渡す前に組織に捕らえられてしまう。


 チン・フォン率いる利剣隊なる特殊作戦チームが救出に馳せ参じ無事社長は保護。名簿は秘密の場所に隠してありその在処は娘のみぞ知ると、隊長のチン・フォンは社長から娘と名簿を託されるのだった...


 名簿を隠した秘密の場所は娘にではなく隊長に教えれば即座に万事解決だったのでは?

 秘密を知っていようといまいと危険が及ぶ可能性があるのならば、早々に娘を保護させて精鋭チームで名簿を取りに行かせた方が危険は小さかったのでは?

 チン・フォンを最初から同行させておけば・・・


 隊長であり英雄でもあるチン・フォンを、娘を警護させるほど名簿を託せるほど信頼に足る人物であるとしながらわざわざ遠回りさせて危険を大きくする社長の言動がイマイチ理解できず、物語の要となる堅物令嬢となんでか付いてくるオネエ系従弟(?)とのドタバタロマンス珍道中に終始疑問が付き纏う。

 一連のシーンで一瞬にして朝昼晩が行き交ってしまうなど、やたら織り込んでくるアクションには魅せたいとする熱量を感じるものの、その熱量の弊害か尺の短さという救いをそれはむしろ尺稼ぎの結果に過ぎないとすら思わせてしまう杜撰なお話の運びはなんとかならなかったか・・・



〇最後に

 麻薬関連のお話や、特殊部隊のお話を最近中国映画でよく観る様になったけど、これは単なる後追いなのか、それとも中国情勢が絡んでるのかどうなんだろうね?

 ではでは・・・

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