ゲームオーバー (2020)

2022年10月30日日曜日

2020年の作品 ジャンル:ホラー 製作国:南アフリカ 舞台:森

t f B! P L

~声を上げろ~


〇はじめに

 字幕と吹替えで所々ネタをぶち込んできてるんだけどこれは意訳?それともおふざけシリーズ?



〇想起する作品

 「バトル・ロワイアル」
 「SAW」シリーズ
 「REC【レック】」(2000)
 「蝋人形の館」(2005)
 「告白」(2010)
 「TIME」(2011)
 「トゥルース・オア・デア 殺人ゲーム」(2018)
 「シグナル100」(2020)


〇こんな話

 カウントダウンタイマー付きの爆弾ベストを着て仲良しなお友達とデスゲーム。



〇恐れず主張しろ

 サッカー(フットボール?)観戦に託けた同窓会をと前日に現地入りを計画するも、人数と予算の都合でスタジアムから遠方のキャンプ場に集まるしかなかったという、高校からの付き合いのそれぞれの道に散っていた男女9人。しかしその会合は高校時代の化学(科学?)教師ピーターソンなる男に仕組まれたものだった...


 先生は亡くなった息子のケイレブと
交友のあったグループがのうのうと生きていることに疑念を抱いていた様で、息子の死を受け自殺してしまった妻の最期を見届けついにブチ切れたのだ
。かつての教え子たちに、奪われて初めて気づく時間の大切さを伝えるべく、彼自身の自殺を以て号令とし最後の授業が開始されるのだった...


 久々の再会の場において、9人というグループの輪と、それぞれの男女のカップリングと、男同士女同士仲が良い者同士でのつるみとで、それぞれの立ち位置や関係性、ナニかしらの諸問題の先っちょを垣間見せつつ、

 強制参加となったデスゲームにおいて、本来ならば見えなかったはずの動機や真実が暴き出され、また創り上げられていくことでその関係性が変化し、そのままの意味で心身ともにグチャグチャになっていくドラマが見どころだろうか。


 折角の時間の奪い合いシステムにゲーム性が感じられにくいのが残念なところだが、正規のカップリングとスワッピングとでそれぞれの動機が明かされ紡がれていく展開は実に丁寧で王道。

 悪く言えば捻りが無さ過ぎて真相にも特に面白味が無いとも言えるが、そんなどんよりとしたムードを払拭してくれる、ゲームを経たことで恐れず主張し声を張り上げるに至った人物の清々しさは、終始曇天だった人物の表情に差す晴れ間は、それはそれは光るモノがあった。



〇最後に

 ヘルペスの絆はオリジナルなのだと思うが、字幕と吹替えで意訳なのかぶっ込んできている要素は気になるところ。

 ではでは・・・


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