~重厚感~


〇はじめに

 シリアスなのかと思いきや思いのほかコミカルで、でもやっぱりシリアスで。



〇想起する作品

 「スティーヴ・オースティン S.W.A.T.」(2011)
 「ザ・アウトロー」(2018)


〇こんな話

 アクションではかなり身体が重そうな、しかしその重厚さがドラマに効いてくるジャン・レノを嗜む。



〇身体重そう

 ジャン・レノ演じるセルジュ率いる特殊捜査チームは、逮捕できれば何でもござれなかなり粗暴な捜査で知られ、警察内外問わず非難を浴びていた。


 ある日捜査に携わった宝石店強盗の手口が、以前逮捕した因縁カスペールの犯行であると睨んだセルジュは、またもや強引な手口で彼の逮捕に動く。


 難なく彼は捉えられたものの、重要な証言は得られず証拠不十分で拘束時間に限りが。頼れる相棒(ら)と共に緊急で捜査を開始すると別の容疑者が浮上。結局カスペールは釈放されていく。


 これで事件は解決に向け動き出すかに思えたが、誤認逮捕の責任を負わされチームは捜査から外され、それどころか解散の危機に陥ってしまう。その矢先また新たな犯行が...


 ジャン・レノ演じる刑事セルジュの火遊び(不倫話)を筆頭に、妊婦とタバコ、車内禁煙と勘違い恋愛、マイバットなどなど、
チーム、家族、警察、強盗団内部、またそれらの垣根を越えて跨いで、情報の共有秘密の共有の内側と外側での言動の差異が丹念に描き出されている。


 その時々の優位性や劣位性をはっきりさせる演出が、プラス方面だけでないマイナス方面への信頼関係にも滅茶苦茶効いており、強盗団との駆け引きや攻防はもちろん、コミカル且つシリアスなチーム内のドラマを魅せられるモノにしていて中々趣深い作品だった。



〇最後に

 でもやっぱりジャン・レノ重そうよね・・・


 ではでは・・・


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