ディープ・コンタクト (2021)

2022年8月31日水曜日

2021年の作品 ジャンル:アクション 製作国:アメリカ 舞台:鉱山 舞台:森

t f B! P L

~前日譚、ZERO、ビギンズ、番外編~


〇はじめに

 子どもの味方ウィル・パットンや!! 「依頼人」(1994) 参照。



〇想起する作品

 「サイレントヒル」シリーズ
 「ディセント」シリーズ
 「トゥームレイダー」シリーズ
 「サラマンダー」(2002)
 「アローン・イン・ザ・ダーク」(2005)
 「地獄の変異」(2005)
 「正体不明 THEM」(2006)
 「STAG スタッグ」(2006)
 「ネスト」(2009)


〇こんな話

 モンスターパニックの系統としてではなく「トゥームレイダー ビギンズ」として観よう!



〇ララ・クロフト誕生秘話番外編

 原因不明の炭鉱火災によって多数の労働者が死亡し、立て続けに1000人の住人が消失した事件を境に、地図から存在が抹消されたシュックムヒルズという町に科学調査という名目で訪れた御一考。


 未開の地の探索・捜索に定評があるらしいアリアンという女性の案内の下、彼らは周辺住人の助言を余所にズケズケと奥深くへと踏み込んでいく。まぁ案の定...


 主人公のアリアン演じるAlicia Sanzの容姿はアリシア・ヴィキャンデルを想わせ、話が進むにつれ意図的に強調していったのかこちらの思い込みか段々とでかくなっていく部位からはアンジェリーナ・ジョリーへの意識も感じる。


 タンクトップ姿での登場と彼女の稼業、その経験から身に付いた度胸や勘、父からの影響とその亡き父に想いを馳せる姿も相まって、やはり彼女のキャラは「トゥームレイダー」のララ・クロフトからインスパイアされたものに違いない。


 「ない」ってことは「ある」、減速した場所こそが~、侵入(だけ?)を防ぐ電気柵、科学と信仰、カナリアと計器...etc.

 彼女のキャラを立たせていく過程で、未開の土地が未解明の事象が解き明かされていく浪漫を伴った道程で、時代の変遷と共に変わる在り方を1つ根拠に、諸々の対立する事象がその実通じるモノであることを示していく演出は妙。


 そしてその先にこそ為し得る、地底より来たる人類とは絶対的に相容れぬ存在を前にしての、自身の息子を助けられなかった過去を持つ老齢の男(父親)と、直近の仕事で「クリフハンガー」「バーティカル・リミット」した自身の道に迷う案内人アリアン(娘)との、蜘蛛の糸による強固な結びつきは、

 止まっていた時間を動かし始める、新たなる始まりを予感させるラストは、胸の奥底から何か熱いモノがこみ上げてくるのを感じた。


 これは「トゥームレイダー」シリーズの「前日譚」「ZERO」「ビギンズ」であり、番外編としてのララ・クロフトの誕生秘話だ。



〇最後に

 「ディセント」といったホラーからのアプローチではなく、「トゥームレイダー」といったアドベンチャーに寄せてアプローチすると良いと思う。普通に面白い。

 ではでは・・・

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