~動機の同期~
〇はじめに
これは別にあやかってない「ウィドウ」。ただこんなトゲトゲなヤツは出てこない。
一刻を争う人命救助という状況において、助けないという選択肢はあるはずもなく、助けることができないという事態は一番に避けたい救助隊員たちの不可避な境遇を、巻き込まれることとなる呪いの起点にしているのも面白く、
〇想起する作品
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」シリーズ 「REC」(2007)
「ジェーン・ドウの解剖」(2016)
「ドント・ノック・トワイス」(2016)
〇こんな話
POVではないけどだいたいほぼほぼ「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」〇どーきどき
何十年もの間毎年300人以上が消息を絶ち、その内の何人かは変死体で発見されるという、街と言えるほどの集落の見当たらない総人口何人なのだろう?な、それはそれは恐ろしい村で人命救助に尽力する救助隊員たちが見舞われる摩訶不思議アドベンチャー... 新人隊員の訓練の様子から、帯同している取材クルー(1人)の鬱陶しさから、森林地帯(山間部?)における救助活動の一連の工程をかいつまみ、彼らは技術的に何ができて規則や法律上何ができないのかといった諸々の概要及び流儀を把握させることで、そんなプロフェショナルな者たちですら、とする実践へとその状況へと陥った際の対応への疑問の噴出を最小限にした不穏な雰囲気作りは妙。故に退屈とも。
一刻を争う人命救助という状況において、助けないという選択肢はあるはずもなく、助けることができないという事態は一番に避けたい救助隊員たちの不可避な境遇を、巻き込まれることとなる呪いの起点にしているのも面白く、
救助した女性の不可解な行動による、目的を同じにするはずの両者の乖離から、彼女に呪いの動機十二分であるとする道筋を築き上げた先に、当事者と部外者とで事情を知る者と知らない者とで全く異なった真実が形成され得る可能性を1つ映像記録によって示唆し、彼女もまた救助隊と同様の動機で尽力していたとする繋ぎは、反転と連鎖へのオトシは実に見事だった。
ただ...、映像が綺麗な割には暗いシーンが多く、ここを観てくれといった惹きのある映像も乏しいため、所々何に着目し何に驚けばいいのか、何を恐がればいいのかわからないのが難。...人によるだろうけど。
また詳細を詰めていないというか、おそらく意図的にボカしているのだろうけれど、扱っている呪いが別段法則性があるものではないので、見終えてみてもイマイチピンと来るものがないのもまたアレで...
〇ハスキー
〇最後に
まぁでもこれはこれで・・・
ではでは・・・
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