~銃は撃たなきゃ意味が無い~
〇はじめに
日本版のジャケは狙ってるから良いんだけど、オリジナルのジャケはアレでええんか? 毎日銃ぶっ放してる感じだけど・・・
〇想起する作品
「ラストスタンド」(2013)〇こんな話
俺は、拳銃を撃ちたいのだ!!〇銃は撃つモノ
元テキサス・レンジャーのジムは、犯人を追跡中に相棒のスティーブを人質に捕られ誤射してしまった過去を持つ。それ以来銃を携帯することなくとある田舎町の保安官の任に就いていたものの、事件後10年の間寝たきりだったスティーブが死亡したとの報告が入る。そんな矢先、街の平和を揺るがす事件が...誤射事件における回想を詳細に描写した後、酒場にて打ちひしがれているジムへと繋げ、その後銃が収納されていないホルスターを腰に捲いて勤務する彼を映し出すだけでなくさらに保安官代理の不躾な質問により彼に巣食うトラウマをグリグリとほじくるにも関わらず、強盗に襲われて早々に彼はしまってあった銃を取りに向かう・・・あ、あれ???
これを彼の覚悟の描写としているのだろうが、これ以前に爆弾を仕掛けてドッカ~ンとしているのはどうなのだろうか?
町人全員が教会へ連れていかれたとは確認できておらず、逃げそびれた人たちがいることを目撃しているにも関わらずの行為である。非常ベルだけじゃ対象を絞り切れんでしょうに。無差別的で危険な気がしてしまう。
せめて順序を逆にすべきではなかったか。
相棒のスティーブを撃った銃を撃つ前に、他人のライフルでヘッショするのはどうだろう。彼は銃を撃つこと、人を殺すことになんの躊躇いもないということにならないか。一発撃った後の開き直りがやべぇやべぇ(笑)
最悪その場で死なずに10年も寝たきりだった相棒のスティーブが彼の足枷となっていたともなりかねない・・・、いやならないけどさ。
よく見たら違う銃だし・・・
酒場や教会、市長選と対立候補等々、その街においてこれまでに築かれてきた生活観を醸し出すはずの事象の数々も大して利いておらず、そりゃそうだよね早々に皆一緒くたに閉じ込めちゃうんだもん、主犯格の生い立ちもこれまた特に意味を感じられず、ジムという男が生きてきた10年間にも還っていかない・・・
地元民と新入り、毎日いる人間と定期的に訪れる人間のギャップ、そしてそれを明確にする明文化されていない暗黙の了解の存在といった、良くも悪くもある閉塞的な田舎町という舞台で描けることを注視していないのが気がかりで仕方ない。
あれこれ「コード211」(2018) 撮った人だよね? もっとキャラの描き込みできる監督だと思ってたけど、なんでこんな雑なんだ?
〇最後に
もうちょっと「銃」というモノに向き合った方が良かったと思う。作品がね。作品としてね。ガイ・ピアースはカッコよかった。ではでは・・・
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