~人間が人間を殺す~
〇はじめに
原題:「ROBOT RIOT」
「CUBE」シリーズ
「サバイバルフィールド」(2009)
「ターミネーター4」(2009)
「プレデターズ」(2010)
「スティールワールド」(2014)
「パージ:アナーキー」(2014)
「キル・コマンド」(2015)
「ザ・ストーム」(2015)
「チャッピー」(2015)
「モーガン プロトタイプL-9」(2016)
「復讐したい」(2016)
「フォックストロット・シックス」(2019)
「フューリーズ 復讐の女神」(2019)
「いじめられっこ」世にも奇妙な物語
〇こんな話
合衆国政府による最新軍事兵器の運用テストなのだよ(ニチャ~)
一帯を見えないドーム状のバリアで覆われた街で目覚めた兵士たち。彼らは首に何かを埋め込まれており記憶喪失、自身の名前すらも覚えていない。そこかしこで巨大ロボットと小型ロボットが歩き回っており、人間を見つけるや否や襲撃してくる。彼らの命運や如何に...
ロボットは人間に対し銃撃を仕掛けてくるものの、最後のところで人間を殺すという行為を行わない。ロボット同士の争いも見られず、自身を攻撃してくるロボットに対しても最後の最後まで攻撃することを躊躇っている様に見えた。
反面、人間は襲撃してくるロボットへの攻撃に迷いは無く、また理解し合えないと見るや一切の躊躇無く人間同士で殺し合いを始める。
「自我の無いロボット(自立型AI)」と「記憶の無い人間」...
「大小明らかにロボットロボットしているロボット」と「人間の中に紛れ込んでいる人型のロボット」と「人間」...
記憶や自我が無い人間とロボットはそれぞれ何を基に行動するのか?...という問いを下地に据え、「人間とロボット」「人間と人間」「ロボットとロボット」の外面的及び内面的な一致と不一致による衝突と協力を見つめる。
仮にロボットが人間を殺し得るとした場合、それは人間がプログラムしたモノであり、人間を模倣したモノであり、人間から学習したモノである。
ロボットの台頭や支配における問題点はロボットにあるのではなく人間に、人間が人間を殺せることにある。
...というのがこの作品の主旨だろうか。
〇最後に
合衆国の命運を握る最新軍事兵器の運用テストであるとしているが、この程度の条件をクリアできないロボットは問題大ありだし、仮に合格できたとしても絶対に満足の行くモノでは無いはず。それに人間の不確定要素を測りたいとしつつ被験者を記憶喪失とするのも矛盾が生じている。しかしそういったツッコミは野暮なので、あまり深追いしてはいけない。
ではでは・・・
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