~2度目のチャンス~


〇はじめに

 原題「COLLIDER」


 CERN研究施設って1つの建物ってわけでなく、1つの街じゃん。というか地域とかそういうレベルの広さなんだね。


〇想起する作品

 「極限脱出」シリーズ
 「CUBE」シリーズ
 「タイムコップ」シリーズ
 「12モンキーズ」(1995)
 「Re:プレイ」(2004)
 「アイ・アム・レジェンド」(2007)
 「リセット」(2010)
 「トランス・ワールド」(2011)
 「スカイゲート」(2013)
 「タイム・チェイサー」(2013)
 「ラスト・デイズ」(2013)
 「ディアボリカル」(2015)
 「シン・アルマゲドン」(2016)
 「ザ・ミスト」(2018)
 「エイリアン:ダーク・プロジェクト」(2019)


〇こんな話

 とある研究者が人類の滅亡を防ぐため、いろんな時代と国の人を巻き込みながら2012年から2018年の未来に飛ぶ。



〇失敗から学ぶ

 2018年、スイスのジュネーブにあるCERN研究施設で目覚めた5人の男女。ロンドン、イビサ島、リオ、サンディエゴ、と最後に記憶している所在地はバラバラで、2012年から人類の滅亡を防ぐデータを収集しにタイムスリップしてきたという男との出会いにより、やってきた時代も異なることが明らかになる...


 目覚めた直後、自身の身の安全の確保に、どこにいるかもわからない彼氏のお金を当てにする者、何かのIDを隠す者、銃を手にする者、両手を上げる者、コイントスする者...

 唐突なエンカウントと自己紹介、度々巻き起こるイベントへの対処から見えてくる、それぞれに抱えている何かしらの事情や秘密、趣味嗜好仕事柄職業柄手に着いた技術に知識、経験則からなる主義・思想に信条・モットー。

 誰しもに共通しているのは、やり直したい歴史を抱え、やり直せない歴史に憂いているということだろう。


 人類が滅亡した未来において、6人の男女の誰にとっても未来において、下される選択及び決断は何を以て為されていったのか。彼らが各々積み上げてきたモノがあってこそではなかったか、失敗や後悔ですら欠かせないモノではなかったか。

 彼らは2度目のチャンスを与えられ、やり直すことを許される。彼らにとって人類が生存に失敗した未来は過去となり、2018年という時代もまたいずれ過去になるだろう。では彼らは、彼らの時間軸ではもう人類が滅亡するルートは無いと言えるだろうか?


 自身が同じ過ちを繰り返さぬよう、他の誰かが同様の過ちを犯さぬよう、人類が道を踏み外さぬよう...


〇最後に

 ポイントカード・・・、ナンデモナイデス。

 ではでは・・・


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