~ヒトひと人~
〇はじめに
原題「THE MEN WHO FELL」
このタイトルから汲むべき意味合いがあるのかなぁ~? とりあえずゾンビものではない。
〇想起する作品
「LOST」
「猿の惑星」シリーズ
「CUBE ZERO」(2004)
「アイランド」(2005)
「バイオ・クライシス 人類最後の敵」(2006)
「バイオハザードⅢ」(2007)
「エイリアン・イン・キューブ」(2009)
「CARGO カーゴ」(2009)
「オブリビオン」(2013)
「プラネット・オブ・ロボット」(2015)
「インタープラネット」(2016)
カラッカラの広大な砂漠にポツリと佇む2人、またその砂漠がかつては海だっただろう栄えていただろう都市を伺わせる巨大建造物や巨大都市を背景に歩く2人が、陰気で狭苦しい地下施設へと赴いていく導入は心惹かれる。またその内部の動向にも明暗と広狭が使い分けられ、弐瓶勉が描き出す世界観を想わせる様相は素敵。
〇こんな話
SF観を突き進む2人の男と、神話の中に生きる独りの女の邂逅。〇ホモサピエンス、人類、ヒト、人、人間、
減刑を条件に“X”なるナニカをナニカするという任務を担い、ホームなる場所からシャトルで地球へと向かった2人の囚人。無事墜落し後戻りできない状況に...
カラッカラの広大な砂漠にポツリと佇む2人、またその砂漠がかつては海だっただろう栄えていただろう都市を伺わせる巨大建造物や巨大都市を背景に歩く2人が、陰気で狭苦しい地下施設へと赴いていく導入は心惹かれる。またその内部の動向にも明暗と広狭が使い分けられ、弐瓶勉が描き出す世界観を想わせる様相は素敵。
この多角的な空間表現からの2人の男への視覚的なアプローチと併行し、ホーム...任務(Xとは?)...指示書...規則...刑期...囚人番号...発信機...監視システム...境界線...音声の録音...防護服...酸素マスク...、一見では判断できない指標となるモノ束縛するモノ、境遇や事情を解き明かしつつ彼らという人間が形作られていく。
刑期を全うした先に待つ自由、家族との再会を信念に、ホームという彼らの与り知らぬところにある大いなる意思の下、常識が通用しなくなり後ろ盾となる情報も意味を為さない中、未知の“X”なるモノを求めダラダラダラダラダラダラと狼狽する2人の男。
SF観の中を突き進む2人が(何だかんだ異なるジャンルへの扉を開く下準備をしつつ)、巨大な地下施設の一画に13年間悪魔を閉じ込め、また自身も閉じこもり内なる信仰心と戦い続けてきたという、囚人と少なからず似通った境遇にある、ジャンル及び世界観の変更を強制する女性と相まみえることで見えてくるモノ...
急なジャンルの移行に戸惑いを隠せないが、SF観において外側(外的要因)から、宗教観において内側(内的要因)から、“ヒト”及び“人”という存在を説こうとする試みだったのだと推察する。終わり。
〇余談
最初のシャトルの映像なんだけど、
墜落した現場は一面砂漠よ・・・
これは徹底しなきゃいけなかったんじゃないのかなぁ~・・・
そもそもどういう設定なのかもわからないんだけど・・・
〇猫
〇最後に
お話はよくわからないんだけど、画・絵面はすごい好み。
ではでは・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿