~あれ雰囲気が・・・~
〇はじめに
このジョン・M・チュウって監督、「グランド・イリュージョン」もそうだったけど良くも悪くも前作の雰囲気をぶち壊すよね。 「RED」(2010)
「ジオストーム」(2017)
アメコミ系統からミリタリーアクションへとシフトしてしまった。
〇こんな話
前作と地続きではありつつも梯子をがっつり外してくるので、シリーズとして見つつも別の世界線として楽しむ。
巨大地下施設を拠点に全世界からエリート中のエリートを招集しさらなる超エリート戦士たちを育成していた超大所帯G.I.ジョーであったが、前作における悪の組織コブラとの死闘からだろうか、今作はデューク率いる一部隊に縮小され且つ近未来武器の数々を没収されメインキャストも脱退していた...
そんな彼らはとある極秘任務に派遣されるのだが、前作で大統領がアレになっているもんで案の定コレで、なんとデュークも早々に退場。世界的に悪名が知れ渡ったはずのコブラがなぜか大統領直属の部隊となっておりこれまたなんやかんややっていく...
前作はようわからんけれどもなんか浪漫溢れる近未来武器の数々が敵味方問わず活躍するザ・アメコミ映画の様相が面白く、今回もそれを楽しみにしていたのだがおやおやあれれ前作の技術はどこへやら。今作は前作から格段に劣化した技術でお送りするミリタリーアクションへと様変わりしてしまっており残念極まりない。
前作で使用していた武器や技術を使用していれば今作で招かれてしまった事態は起きなかっただろうにと作品の根幹の部分で疑問を感じてしまいつつ、しかしまぁそれを魅せちゃうと今作の魅せ場としたいところが霞んでしまうのだろうなとも理解を示したかったり示したくなかったりと複雑な気持ちが沸き起こるくらいには面白いっちゃ面白い。現役を退いていたブルース・ウィリスの登場で一気に「RED」っぽくなったり、兄弟弟子の敵対からの共闘はちょっとワクワクする。
地続きの作品ではあるものの前作と切り離してこの作品独自に楽しめればいいんでないかな・・・
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