~超武闘派SWAT~
〇はじめに
ジャケットの貫禄を余所に相当なお馬鹿映画。
〇武闘派?いや単なる脳筋!
スーパーマーケットで突如発生した人質事件に颯爽と駆けつけ、犯人どころか人質にすら一切容赦せず、犯人たちが店に与えた損害や、犯人の要求を飲んでいた方が被害は少なかったんじゃないかとさえ思える、そのシチュエーションにて考え得る最大の惨事を巻き起こして、自らの手で負傷させた人質の方たちに手を差し伸べるどころか目もくれず事件解決の喜びを勝手に噛みしめながら立ち去っていくSWATチームが主人公。 そんな彼らの毎度毎度の活躍を評価した署長は、彼らを無給停職処分に。そしてFBIの講習による再教育と、どこかの倉庫での再訓練を命じるのだった。しかし訓練所ではロシアンマフィアとイタリアンマフィアの抗争が始まろうとしていて、案の定ドッタンバッタンオオサワギへ...
彼らの実力を以てすればそこまでしなくとも穏便に事件を解決することは可能だろうが、それができないのはその作戦を計画立案できるブレーンがいないのと、いたとしても言う事を聞かないだろうこと、実行するための忍耐が無いことはもちろん、何より一番の問題は彼らがSWATであるということだろう。事件へと介入していく上で潤沢な装備が支給され(勝手に用意し)ており、彼らが彼らの望む“好き勝手”を正当化できてしまう舞台が整えらてしまっているが故。
そんな彼らが最初の事件とは打って変わって、人質もいないスーパーよりもだだっ広く大暴れも許容される巨大倉庫においてマフィアの抗争に遭遇するも、訓練中で訓練装備のみという制限故今までの自由が利かず好き勝手が不可能な状況で、悶々とするかと思いきやどうにかこうにかなんかなんだ好き勝手やり始めてしまうはっちゃけ具合が面白味か。
犯人の名前は決まって覚えにくいだの、実弾を使用しない訓練ではちゃんとヘルメット被ってるのに容赦無く発砲してくるマフィア相手にはいつの間にか脱ぎ捨てているという、深く考えず頭空っぽにして楽しんでくれとする気概をひしひしと感じる。楽しかったよ。
ただ、ラストへと向けた諸々の布石なのだろうが、皆生還して終わりで良かったんじゃないかなぁ~とも思ってしまうかな。
〇最後に
傍から観てる分には痛快爽快なんだけど、こんな警官いたら嫌だし何より上司が可哀そう過ぎるよ。でも何だかんだ署長は彼らのこと大好きだろ(笑)ではでは・・・
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