アース・フォール JIU JITSU (2020)

2022年5月25日水曜日

2020年の作品 ジャンル:SF ジャンル:アクション 製作国:アメリカ

t f B! P L

~道が無い~


〇はじめに

 そういう強さなの? なら「無限の住人」の様な戦い方が染みついてると思うんだけど・・・



〇想起する作品

 「プレデター」シリーズ
 「ドラゴンボールZ 神と神」(2013)
 「レーザーチーム 俺たち史上最弱のエイリアン・バスターズ!」(2015)
 「グレートウォール」(2016)
 「デンジャラス・チェイス」(2019)
 「GANTZ」
 「無限の住人」


〇こんな話

 だいたい「プレデター」、ほのかに「マトリックス」。



〇アクションを眺めるのみ

 勝てばまた6年後、負ければ即刻地球(人類?)滅亡。6年毎に地球に接近する彗星と共に現れるエイリアンに誰が呼んだか誰が選んだのか選ばれし9人が立ち向かう。地球の命運は彼らに託された。・・・取り敢えず。


 自分が誰かもわからぬ記憶喪失にも関わらず、身体は闘い方を覚えており対人においては無双。また同等の力を持つ
個性派集団が仲間だと迎え入れてくれナニモノかである自身を認めてくれる。
しかし彼らですら恐れる存在が...。少年の心をこれでもかとくすぐってくる設定や演出は大好き。だがその実すっからかんな惨状にはぐったり。


 エイリアンは闘いに敬意を払い最強の人類と闘うために人類に柔術を授けたと言っておきながら、あやつの闘い方はというと相手十分の条件など以ての外でかといって公平ですらもない。人類側がダメージの蓄積で満身創痍になっていくのに対し、自身は致命傷でも即回復ダメージリセット。しかも自分が勝つまで終わらせる気がなく、人類の勝ち筋皆無である。腕試しという意味合いなど微塵も無い、勝ちゃぁ良いのよ勝ちゃ~俺様最強”とイキりちらかしたいだけのスタイルは見ていてかなり痛々しい。


 エイリアンの強さが幾重もの死闘を乗り越えた先に辿り着ける境地ではなく、超再生能力というある種の先天的な能力(才能)であることは、6年毎に入れ替わり立ち代わり闘ってきた歴代の先祖代々の人類側との対比を狙ってのことなのだろうと譲歩はできる。だがしかし、人類側を別段それと対になる様に描いていないからさらにアイタタタ。


 今現在人類が生きていることそれ即ち先祖代々歴代の選ばれし者たちが6年毎に来襲者を退けてきたからに外ならないわけだが、その重要性とルーツを説きながらも対エイリアン戦闘における戦術が一切構築されておらず、代を跨いで受け継がれているナニカが無いと魅せてしまっては意味が無い。

 かと思えば致命的な弱点とも言えるプレデターな視覚を有していることは知っており身を隠す技術が存在している。にも関わらずそれを有効活用しようという考えには至っていないと来たもんだ。よく今まで勝ててたな・・・(;´д`)トホホ


 個々のアクションは確かに見映えが良いのだが、エイリアンという天賦の才に対抗すべく人類が培ってきたNANIKA、伝承・継承というカタチで世代を超えて受け継がれ洗練されてきたNANIKAがその中で結実していかないので、ニコラス・ケイジと主人公の関係性へのオチも弱い。う~ん・・・

 よくよく聞いてみると別にエイリアンに勝つ必要は無いらしく、9人と戦えれば勝敗がどうであれ帰るみたいで、要はエイリアンが勝つ前提の茶番の様だ。え~・・・(~_~;)



〇最後に

 柔術だとか強さの定義だとかいろいろざっくりし過ぎてて滅茶苦茶微妙な作品だったよ、残念。

 ではでは・・・

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