マックス・スティール (2016)

2022年4月24日日曜日

2016年の作品 ジャンル:アクション 製作国:アメリカ

t f B! P L

~当たり障りない~


〇はじめに

 ヒロインがキュート。もっといろんなカタチで魅せてほしかった。



〇想起する作品

 「スーパーマン」
 「スパイダーマン」
 「トランスフォーマー」
 「インビジブル・スクワッド 悪の部隊と光の戦士」(2014)
 「LUCY ルーシー」(2014)


〇こんな話

 「マックス」という少年ないし青年と、宇宙のどこかから来た「スティール」の2人で「マックス・スティール」。



〇当たり障りのないヒーロー

 高校生のマックスは偉大なる科学者だった父の死を契機に母がまだ赤子だった彼を抱え夜逃げの様に離れたという故郷へと8回だか9回の引っ越しを経て帰ってくる。


 転校は慣れたもので、運命的な出会いとナニカの起伏に伴い体からナニカが出てくること以外は、高校での生活も特に問題を起こすことなく当たり障りなくやり過ごしていた。


 そんなある日、父の研究所から15年の時を経て脱走したスティールなる寄生生命体がマックスの目の前に現れ、なんやかんや共同生活が始まるのだった...


 
自身の父親のことを周囲の人間の方が知っていることに起因する生まれた地であり故郷であるはずの場所で抱える疎外感。

 生活拠点を転々としていたが故に身に着けた処世術と、しかしそれ故にそのコミュニティからいついなくなってもいいような枠に留まる孤独感。


 知識は豊富だが人間社会の常識には疎くまた素直なスティールという相棒の出現によってマックスが抱える諸々の感情を改めていく工程は丁寧で、

 周囲が偉大なる科学者マクグラスの息子として認知する中での、マックスという独りの男として認めてくれ支えてくれる彼女の存在がもうそれはそれはチャーミング。


 大人と子供の境界におり、女の子と恋もしたい多感なお年頃のマックスの物語としてはそれなりに寄り添いやすくあるのだが、基本的に物語の主軸に必要最低限の情報しか描写されないので物足りなさが否めない。もう少し主人公マックスを始めとするキャラクターの別の側面を観たかった。

 それ故もあって、作品にちゃんと向き合ってみるとよくできてるのかな?と感じるものの、別段興味を惹かれやすいというわけでもなく、正直なところ観なかったら観なかったでも良いのでは?とも感じさせる、作品自体が劇中における当初のマックスの立ち位置に重なってしまうのはちょっと残念だった。



〇最後に

 ヒーローものというジャンルにおいて作品自体が普通という評価を受けてしまうのはやはり残念だし寂しいものがあるよね。どちらも私の勝手な見解だけど・・・

 ではでは・・・


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