~フラグをビンビンにおったてる~


〇はじめに

 「13日の金曜日」といったら第一作目からジェイソンが暴れまわるし、ジェイソンが使用する武器はチェーンソー。ホラー映画ファンならこれくらい常識だから~(。-`ω-)。それにブラジルの首都はリオデジャネイロ!!



〇想起する作品

 「ラストサマー」シリーズ
 「ルール」シリーズ
 「フィースト」シリーズ
 「NO EXIT ノー・イグジット」(2015)


〇こんな話

 ホラー映画あるあるを皮肉りつつ自らもそのジャンルに身を委ねて・・・



〇まるでホラー映画だ!

 ウッズボローという田舎町にて高校生の男女2人がスプラッター映画の如く惨殺される事件が起きる。被害者女性と何かのクラスで席が隣だというシドニーは、その事件の残虐性から犯人が逮捕されたはずのしかし未だに乗り越えることができていない母が殺害された事件を思い起こしていた...


 猟奇殺人鬼ものにおける犯人とその犯人像。脆そうで頼りない家と辞書に無い戸締り。ドアの開閉による死角の想像と鏡遊び。処女とビッチ。その他諸々モロ出しはお預け...

 数々のホラー映画が築いてきた歴史、定石、お決まりにお約束、フラグにブラフにまたかよの嵐を、
時に正確になぞり、時になぜそうなるのだろうかを検証・証明し、時に潰し破綻させ、時に別解を示しとひたすらに皮肉るというかイジっていく作品で、そのルールがどこまで適用されるのかというところまで楽しい。

 それ故にこの作品自体もかなりご都合主義満載なんだけど、そういうポジにあるからどっちに転んでもおいしいんだよね。


 歴代ホラーありきとしたけれども、今となってはこの作品が築いた新たな定石もあるわけで、今でも十二分にオモロイわ~

 吹き替えだと冒頭から林原めぐみの声が聞こえてくるし、シドニーのお友達テイタムは烈兄貴だしでかなり豪華なのも見どころか。



〇猫




〇最後に

 歴代ホラー作品ありきはもちろんなんだけど、その時代故というのも大きかった様に思う。現代においてはどのような作品になるのだろうかという期待も込め、はてさて新作まで辿り着けるだろうか・・・

 ではでは・・・

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