~触らぬ悪魔に〇〇なし~


〇はじめに

 でも、ニック・・・



〇想起する作品

 「ザ・セル」(2000)
 「リアル 完全なる首長竜の日」(2013)
 「カウントダウン」(2019)


〇こんな話

 放火魔で大量殺人鬼の母の意識へダイブ!!



〇今はなんでもデジタルの時代

 大量殺人を犯したことで逮捕されどこかに収容されていた母アンジェラが寝たきりになっており会いたがっていると伝え聞いたカーリーは、絶縁状態であったにも関わらずナニカに導かれる様に治療を受けているらしい病院へ...


 そこの医師が言うにゃ、アンジェラは閉じ込め症候群(偽昏睡)で、彼女の意識の中に入り込むことができればうんたらかんたら。実は悪魔憑きでした...


 今や何でもかんでもデジタルな時代。記憶を記録としてデジタルな世界に落とし込み、究極自身よりも自身に詳しい分身が存在する時代。そんな分身たちを通し活発に交流する時代。

 「リング」の貞子(だっけ?)や「カウントダウン」の悪魔など、人間に構ってもらうべくあちら側が時代に順応し歩み寄ってきてくれている昨今。


 当事者の記憶を追体験且つ第三者との共有が可能となったことで為される確度の高い情報収集から、今までのアナログな方法では踏み込めなかった領域での悪魔祓いへのアプローチは、そんなご時世とゲーム感覚な映像体験もあってとても面白味がある。


 ただ...、主人公の過去の清算を魅せられて尚、バチカンが取る最先端の悪魔祓いの利点や成功例がイマイチ見えてこないのは瑕。

 デジタル化において図られたはずの効率化が、むしろ事態を複雑化させていると見えるし、何より人間側よりも悪魔側がその恩恵を享受している矛盾が拭えないのはちょっと・・・。まぁご愛嬌か・・・。



〇最後に

 「スレイヤー 7日目の煉獄」でエクソシスト不足の深刻化を嘆いていたから、今作の技術で悪魔憑きを見つけやすくなると悪魔祓いという事例が増えさらにエクソシストという職業のブラック化が加速するのでは?と心配だったけど、むしろ悪魔憑きの有無を正確に判断できるから、今までの無駄足が排除され悪魔祓いをすべき事例が絞られると見るべきなんだね。いやそれでも人間側が悪魔側を手助けしてると見えるよ・・・

 ではでは・・・


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