~終わりなき戦い~
〇はじめに
原題「AGE OF TOMORROW」
「EDGE OF TOMORROW」の便乗だと思われる。
「インデペンデンス・デイ」シリーズ
「エイリアン2」(1986)
「アルマゲドン」(1998)
「ディープ・インパクト」(1998)
「宇宙戦争」(2005)
「キングダム 見えざる敵」(2007)
「沈黙の惑星」(2008)
「インデペンデンス・デイ2014」(2013)
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)
「インデペンデンス・デイ2016」(2016)
「オキュペーション 侵略」(2018)
〇こんな話
大体「インデペンデンス・デイ」。 地球に接近してきた月の四分の一の大きさを持つ小惑星の衝突を防ぐべく、宇宙船にて爆破に向かった精鋭部隊。しかし小惑星は地球侵略を目論むエイリアンの拠点であり、彼らの母星とを結ぶポータルであった。部隊は早々にエイリアンの母星への舞台変更を余儀なくされる。
週末を一緒に過ごす約束を反故に、娘を独り家に置き去りにし、火災現場へとかけつける消防士の男。取り残された住人をアクロバティックに救出したのも束の間、エイリアンの侵略という予期せぬ事態に見舞われ、離れ離れになってしまった娘を救出すべく奮闘することになる。
地球を守るために人類を救うために躍動する精鋭部隊と、ただただ娘を救出したいがために斧をぶん回すお父さんを中心に、それぞれの母星を舞台に人類とエイリアンとの戦争を描いていく...
原題から「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014) への意識は明白で...
小さくは親と子、大きくは人類という種、侵略に見舞われたことでの人類側が戦いに打って出る動機を丹念に描き出しつつ、ホーム&アウェー方式を採用したことでエイリアン側にも人類と同様のソレを見出させ、繰り返されるだろう悲劇...終わりなき戦いを憂う、といった目論見なのだと思うが、
人類を二手に分けて描いている事象を、彼らの生態系では一括りにしていたり、侵略の目的が明確であっても、それを達成する上で講じている手段が至極不明瞭であったりと、人類とエイリアンの双方で通じにくくなっている様に感じる。
仮に「同じ」ではなく「違い」を描きたいのだとしても、エイリアンたちがこれまでに地球以外の場所で人類以外の種にもたらしてきた絶望に対する、人類に見出されるべき希望が一切描かれていないので、それはそれで厳しい...
俺たちの戦いはこれからだ!!
〇小ネタ
この施設なんだけど、
「インデペンデンス・デイ2016」(2016) にも出てくるんだよね。⇩
諸々の作品のオマージュと言えば聞こえは良いんだけど、単に設定をマシマシにしてとッ散らかっちゃったんだと思う。まぁそれでも開き直れるというのがこの手の作品の良さだから、これからもそこを評価していきたいと思う。
ではでは・・・
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