ライリー・ノース 復讐の女神 (2018)

2021年1月3日日曜日

2018年の作品 ジャンル:アクション 製作国:アメリカ 製作国:香港

t f B! P L


~正義~


〇はじめに

 劇場公開時のポスターのイメージが強くて、最初ジャケット観た時に同じ作品だと繋がらなくて、手に取るのが大分遅れてしまったよ・・・



〇想起する作品

 「96時間」シリーズ
 「狼よさらば」シリーズ
 「イナフ」(2002)
 「完全なる報復」(2009)
 「イコライザー」(2014)
 「フレンチ・ラン」(2016)
 「ミュージアム」(2016)
 「デス・ウィッシュ」(2018)


〇こんな話

 愛する家族の命を奪った者たちとそれに加担した者たちを皆殺しにする。



〇復讐と正義

 暗がりの人気の無い駐車場に停車している車内で単身男と格闘し躊躇なく引鉄を引く女性。手傷を負い帰ってきたのは人目の多いスラム街にも関わらず鍵も掛けずに路駐しているバンで、準備してあった医療キットで痛みを堪えながら慣れた手つきで応急処置を施し始める。殺るからには自身も無傷で済むとはサラサラ考えていない彼女の並々ならぬ覚悟を伺い知れる。


 彼女をそこまで突き動かす動機となるところに想いを馳せれば、先ほどとは打って変わって1人の母として1人の妻としての女性の姿があり、決して裕福とは言えないものの3人で今ある幸せを噛みしめ逞しく生きていこうとする家族があった。愛する者たちを無残に奪われたことへの同情は禁じ得ず、胸糞な輩へはらわたが煮えくり返ってくる。


 事件や裁判に関わった連中の潔いほどのクズさ十二分、復讐へと至る感情の乱高下とそこへの同期はスムーズで、リベンジものとしてとても見応えがある。

 一方で、SNSの反応やスラム街という場所、ギャングと警官という立場といった一見した情報に別の側面を据えることで、また彼女の望むカタチでの終焉に待ったをかけることで、彼女が完遂した正義を今一度問うカタチへとオトしたのも良かった。



〇最後に

 胸糞から胸スカへだけで十分満足なんだけど、もう一歩先を観せようとするのは今のご時世だからなのかな。

 ではでは・・・


このブログを検索

Wikipedia

検索結果

QooQ