~自然との共存~
〇はじめに
ジュラシック・パークっぽかったり、アメリカ版ゴジラっぽかったり、プレデターっぽかったり、となりのトトロっぽかったり・・・
「となりのトトロ」(1988)
「GODZILLA」(1998)
「グエムル 漢江の怪物」(2006)
「第9地区」(2009)
「エンダーのゲーム」(2013)
「イグジスツ 遭遇」(2014)
「ザ・コレクター」(2016)
「イアリー 見えない顔」
「HIDEOUT」柿崎正澄
〇こんな話
人間も同じ生き物。
〇本来人間と自然は
とある田舎で大きな卵を発見し持ち歩き彷徨い歩いていたメイちゃんが、突如沼地にサンダルを残し失踪。(この光景どこかで・・・)
その直後、家族(母とその弟)が悲観に暮れる間もなく得体の知れない怪物が出現し各地の街で住人たちを襲い始めるのだった...
妻(母)を亡くしてからギクシャクしている刑事の父と学校で問題が絶えない娘。
父親と毎日飲んだくれているという弟とその姉そしてその娘失踪メイちゃん。
あんまり出てこないけど、環境問題の研究だか調査だかで街を訪れていた友人以上カップル未満の学生男女。
何かしらのわだかまりや喪失を抱える家族と、これから始まろうとしている男女の物語を丹念に描き込み、そこで渦巻いた感情を人間とは全く異質な存在に見える大きさの違う2体(?)の怪物と卵へと反映させようとする試みは見事という他ない。
怪物に噛まれた人間が怪物の視点ないし意識及び命とシンクロする(していく)事象は狙いすぎだとは思うものの、怪物に対する視線を改めさせる、またその所業がどんな意味を持つのかを直接的に描くことで、
いつのまにか自然から遠のいてしまったあるいは切り離されたと錯覚している人間が実は同じ枠組み?サイクル?摂理?の中にあるのだと、人間と自然との関係や在り方を今一度考え直すべきだと強く訴えたい気持ちはこれでもかと伝わってきた。
〇最後に
精神性みたいなところでの「となりのトトロ」リスペクトはしっくり来るんだけど、なんで「となりのトトロ」なんだろ? タイでは何か特別な作品なの??
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