ソムニア 悪夢の少年 (2016)

2019年8月30日金曜日

2016年の作品 ジャンル:ホラー 製作国:アメリカ

t f B! P L


~夢と希望~


〇はじめに

 得体の知れないものへの恐怖がふとしたことで勘違いだったり錯覚であると理解できるとそれまでの恐怖が嘘のように消えることってありますよね。・・・まぁでも、怖いものは怖いんだよね。


〇想起する作品

 「エスター」(2009)
 「LOOPER」(2012)
 「ライト/オフ」(2016)


〇こんな話

 夢は見るものじゃねぇ~、叶えるもんだ!!


〇夢と希望

 事故で我が子(ショーン)を失ったことでひたすらに後悔を引きずる夫婦。養子(コーディ)を受け入れることで新たな門出としつつも、コーディの夢を現実にする能力により亡くしたはずの息子が姿を現す。


 夢はコーディのイメージであるために、より正確なショーンのイメージを植え付けようと躍起になる母親の姿があるが、少年が寝ている間限定でショーンと会うことができるという制約と相まって、母親と父親の今を生きている養子の男の子と、死した我が子との対比(葛藤)として利いてくる。


 夢が現実になること即ち悪夢も現実になる。一見負のイメージが先行するが、恐怖がもたらす子どもへの影響を考えてみると、これは子どもの想像力及び創造力の裏付けでもあることが見えてくる。


 彼の見る悪夢とは癌に侵された母からの言葉を誤解して受け取ったことが原因だったわけだが、この母から伝えられたという構図がそのままラストの母親と認識した者がお伽話として話して聞かせるというところに繋がっている。白昼夢というものが今までの夢(悪夢)とこれからの現実との繋ぎになっているわけだが、子どもには無限の可能性があるとする希望への後押しとなっている。


 私にも無限の可能性があった・・・はずなんだけどなぁ~  

 勝手に狭めていっただけなんですけね・・・


〇最後に

 これエンディングの曲ね。 



 ではでは・・・

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