~最優先事項~
〇はじめに
爽快感は皆無だが、なかなかズッシリとした地味で陰鬱なスパイもの。
〇こんな話
エージェント・ハミルトンという男の物語。〇最善の利益
エージェントハミルトンは自国スウェーデン製のミサイルの悪用を防ぐべくヨーロッパ最大の武器密売組織に潜入し監視及び追跡の任務に就いていた。しかし取引の最中正体不明の組織の急襲に合い大量破壊兵器の行方がわからなくなってしまう。その後奪われた兵器によるテロが勃発。ハミルトンは事態の収拾に駆り出される...
スウェーデンの諜報員は殺しを許可されていないが、国の最善の利益を守るとなれば・・・
自国の安寧のため自国民の安全のため、外国の危険な現場を駆けずり回り心休まらぬ日々を送ってきた男ハミルトン。彼がいなければ国は今ある平和を享受できていなかったかもしれない。彼は国にとって最善の利益をもたらす者。
張り詰めた任務の合間に、うたた寝できてしまうほどに落ち着ける場所で唯一心を許せる人間を一瞬で・・・
今まで磨いてきたこれまで何度も何度も危険を掻い潜ってきた自分の命を救ってきた術(力)がもたらす(もたらしうる)モノの対極を絶対的に印象付けることで、その世界を抜け出すことができないそれしかない境遇を、彼という存在を位置付ける演出はかなりダークでショッキングなものだった。
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